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2024/3/25

【第75回全国カレンダー展】JFPIと産経新聞社、チャリティーカレンダー販売金を「あけみちゃん基金」に寄付

 日本印刷産業連合会(JFPI)と産経新聞社が共同で開催した「第75回全国カレンダー展」でのチャリティーカレンダーの販売金10万9千円と日印産連からの寄付金を合わせた30万円を、国内外の心臓病の子供を救う「あけみちゃん基金」(産経新聞社 提唱)に寄付した。寄付金は2024年3月22日に、産経新聞社本社にて北島義斉JFPI会長(下記画像右)から産経新聞社の近藤哲司社長に寄託された。

<全国カレンダー展>
 全国カレンダー展は、「企業の文化的メッセージを伝えるコミュニケーション手段」「人々の生活空間に潤いを与える印刷媒体」といわれるカレンダーの印刷技術や企画・デザイン力あるいは機能性や実用性に優れた作品を顕彰するコンクールで、今回、第75回を迎えた。2023年12月に審査会が行われ、経済産業大臣賞・文部科学大臣賞を受賞した作品をはじめ審査を通過したカレンダーの展示会を、2024年1月29日~2月2日までの間、東京サンケイビルのブリックギャラリーで東京展として開催し、受賞作品を展示するとともに、来場いただいた方々に上位賞に輝いた作品のチャリティー販売を行った。1月29日~30日の2日間の会期中に109部を販売し、1 0万9千円の善意が集まった。
 なおその後、2月20日~29日まで平和紙業ペーパーボイス大阪で開催した大阪展では、チャリティー販売は行っていない。
<あけみちゃん基金>
 先天性の心臓病などに苦しみながら、経済的な事情で手術を受けることができない子供たちを救うため、産経新聞社が提唱して設立された基金。昭和41年6月、生まれつき右心室と左心室の間に穴が開いている心室中隔欠損を患い、「手術をしなければあと2、3年の命」と宣告されたものの、手術費用を賄うことができなかった鹿児島県の少女あけみちゃん(当時5歳)の記事をサンケイ新聞(現・産経新聞)に掲載したところ、大きな反響とともに、読者から「あけみちゃんを救ってほしい」として多額の善意が送られてきた。寄せられた善意をもとに、産経新聞社は「あけみちゃん基金」を設立、あけみちゃんは適用第1例として東京女子医大付属心臓血圧研究所で手術を受け、元気な体になった。国内で心臓病の子供への公的扶助が充実して以降は海外にも支援の輪を広げ、これまでに基金が救ってきた子供は国内外合わせ500人以上にのぼる。近年は国内で心臓移植を受けた子供への支援を実施。平成27年度からはミャンマーの心臓病の子供を救うため、医師団を派遣するなどして医療レベルの向上を目指す支援活動を始めた。活動資金は、すべて読者を中心とする一般の方々から寄せられる善意で賄われている。

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