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2026/2/16

【糖化酵素供給基盤構築】花王、NEDO「バイオものづくり革命推進事業」に採択

 花王は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する「バイオものづくり革命推進事業」において、「未利用バイオマス資源を活用した産業を創出する糖化酵素供給プラットフォームの構築」を提案し、採択された。今後、糖化酵素に関する研究開発を進めるとともに、バイオものづくりを行う企業へ糖化酵素を供給するプラットフォームの構築を行う。

今回採択された事業の概要
 「バイオものづくり革命推進事業」は、古紙やパルプ、食品残渣など未利用バイオマス資源を原料に、微生物などの働きを活用して有用な化合物や製品を生み出すことを目的とし、研究開発や実証を支援する取り組み。バイオエタノールやSAF(持続可能な航空燃料)の製造をめざすプロジェクトの多くでは、未利用バイオマスを活用するにあたり、バイオマスを分解して糖に変換する糖化酵素が必要不可欠。しかしながら、有用な糖化酵素を国内で安定的に供給する体制は十分でなく、整備が課題となっている。そこで花王は、長年にわたり培ってきた独自の技術を活用し、実用性の高い糖化酵素の創出をめざして、研究開発から生産技術、製造設備設計までを一体的に推進する。あわせて、それら成果をバイオものづくりを行う企業へ展開し、糖化酵素を供給するプラットフォーム構築に取り組んでいく(図1)。

図1 花王が目指す糖化酵素供給プラットフォームのイメージ

1. 糖化酵素の研究・開発
 バイオマスの種類によって分解に最適な糖化酵素は異なるため、多様な糖化酵素の開発に取り組む。あわせて、糖化酵素の働きを体系的に蓄積したデータベースを構築し、効率的にバイオマスを分解できる糖化酵素の開発を目指す。
2. 糖化酵素の生産技術
 糖化酵素を効率的に生産する技術構築を目指し、糖化酵素をつくり出す微生物の改良や生産方法の開発を行う。
3. 糖化酵素の製造設備設計
 SAFやバイオ製品などの製造時に、糖化酵素を安定かつ効率的に使用できるよう、ユーザーの工場内で糖化酵素を製造する「オンサイト製造設備」の設計検討を進める。
4. ユーザー支援
 1.~3.で得られた成果をもとに、バイオものづくりの実証を支援する。さらに、関係者との連携で改良と検証を継続的に行うことで、糖化酵素の性能や使いやすさを高めていくしくみの構築を行う。

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