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2025/11/14
【統合型AIソリューション】IFSとSiemens、未来の自律型グリッド実現に向け戦略的パートナーシップ締結

<2025年11月13日、米国ニューヨーク発>Industrial X Unleashedにおいて、産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは、Siemensとの戦略的パートナーシップを発表した。このパートナーシップにより、エネルギー、公益事業、インフラ事業者が重要なグリッド資産を計画・管理・サービス提供する方法を一変させる、統合型AIソリューションを提供する。今回の協業は、Siemensのグリッド計画、電化、スマートインフラにおける世界トップクラスの専門知識と、IFSの企業資産管理(EAM)、フィールドサービス管理(FSM)、AIによるスケジューリング最適化の市場最先端技術を融合させるものである。
両社は、重要インフラ事業者が直面する最も深刻な課題──老朽化する設備、サプライチェーンの混乱、人手不足、そしてデジタル変革と自律型グリッド運用によってエネルギー転換を加速させるという喫緊の課題──に共同で取り組む。
IFSとSiemensのパートナーシップにより、エンジニアリングと財務計画、OT(オペレーショナル・テクノロジー)とIT(情報技術)、戦略的資産判断と現場でのリアルタイム実行の間にある重要なギャップを橋渡しする統合ソリューションが提供される。なお、IFSはSiemensのXceleratorマーケットプレイスにおけるパートナーでもある。
IFSのAI駆動型企業資産管理、フィールドサービス、資産投資計画機能をSiemensのGridscale Xソリューションと統合することで、公益事業者やエネルギー事業者はインフラ全体にわたる前例のない運用インテリジェンスを獲得できる。
その結果、自律的で自己最適化可能なグリッド運用への道が開かれ、今日の最も重要なインフラ課題に対応できるようになる。公益事業者が太陽光や風力などの分散型エネルギーリソースを大規模に統合する中で、これらのインバータ型リソースはグリッドのダイナミクスを変化させ、前例のない機会と複雑性をもたらす。両社の統合ソリューションにより、公益事業者はこの転換を効果的に管理し、稼働率の向上、コスト削減、測定可能な持続可能性の向上を実現しつつ、社会が依存するグリッドの信頼性とレジリエンスを維持できる。
このクラウド対応・モジュール型のアプローチにより、既存システムを全面的に入れ替えることなくデジタル変革を推進でき、公益事業、エネルギーインフラ、製造業、重要施設向けに特化した業界別ソリューションを提供する。
IFS 最高執行責任者(COO)のマックス・ロバーツ氏は次のようにコメントしている。
「自律型グリッドは遠い未来のビジョンではありません。IFSとSiemensは、今日それを現実のものにしています。Siemensの比類なきグリッドインテリジェンスとIFSの産業用AIプラットフォームを組み合わせることで、公益事業者はより賢明な投資判断を行い、資産の故障を予測・防止し、現場運用を前例のない精度で統括できるようになります。私たちは共に、次の10年を形づくるレジリエントで持続可能なインフラを創り出しているのです」
Siemens Grid Software CEO Dr.サビーネ・エルリングハーゲン氏は次のようにコメントしている。
「現代のグリッド運用の複雑性は、単なる漸進的な改善では対応できません。グリッドの計画、運用、保守の方法を根本から変革する必要があります。IFSとのパートナーシップにより、エンジニアリングの卓越性と運用インテリジェンスを結集し、お客様が直面する最大の課題に対応できることを大変嬉しく思います。私たちの共通ビジョンにより、グリッドの近代化の加速、運用リスクの低減、分散型エネルギー時代への柔軟な対応、そして社会が依存する信頼性の維持が可能となります」
FortisBC 元CIO/CSO、産業アドバイザーの ティモシー・スワンソン氏は次のようにコメントしている。
「私たちの業界における変化のスピードは加速しています。電化の需要、極端な気象事象、公益事業規模での分散型・変動型エネルギーの統合など、その範囲は広範です。こうした課題に対して、従来のツールでは対応できません。IFSとSiemensの協業に公益事業者が期待を寄せるのは、設備レベルから公益事業資産までの計画システムを統合できる可能性にあります。この統合は、顧客や規制当局が求めるコスト効率の高い信頼性を提供しつつ、次世代のグリッドを構築するために不可欠です」
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