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2026/1/20
【絶縁用難燃PCシート】住友ベークライト、業界最薄クラス0.2mmの高電圧対応開発
住友ベークライトは、業界最薄クラスとなる厚さ0.2mmで耐トラッキング性に優れた絶縁用難燃ポリカーボネート(PC)シートを開発した。電動車(xEV)や産業用高電圧装置で求められる小型軽量化と高い安全性を両立させる次世代絶縁材料として、今後の市場展開を加速する。
近年、EVの普及などでモビリティの電力需要が拡大する中、800V級の高電圧システムへの移行が進んでいる。こうした高電圧化の流れに伴い、電装機器における高出力化による発熱が課題となり、さらに限られたスペースでの設計が求められるため、小型化や軽量化のニーズが一層高まっている。これまで、安全性と薄肉化の両立は業界の課題であったが、今回の開発により安全性を確保しながら薄肉絶縁を実現し、課題解決の道を開いた。
開発品の主な特徴は、PFASフリー、ノンハロゲン難燃処方により環境配慮に対応しながら、耐熱性を高め業界最薄クラスの厚さ0.2mmで耐トラッキング性(800V対応)を実現した。より厳しい高温・高電圧環境での使用を可能にする。
今後はサンプル提供を通じた顧客評価と市場展開を計画している。



上記測定値は代表値であり、保証値ではない
主な用途は次の通り。
電動車(xEV):オンボードチャージャー(OBC)、駆動用インバータ、DC/DCコンバータ リチウムイオン電池(LiB)の絶縁部品
産業機器:高電圧電源装置の絶縁部品、高電圧化に対応する周辺機器の絶縁用途

開発品は、多くの実績があるサンロイドエコシート(R)ポリカVHFシリーズと同じくPCをベースとしたシート。既存量産品VHFシリーズと同じく、打ち抜き、曲げ加工、真空成形など多様な加工方法に対応しており、顧客の設計ニーズに応じた柔軟な対応が可能。薄肉化による小型軽量化に加え、組立性の向上も寄与する。
スペースの制約が厳しい電動車や産業用高電圧電源装置の設計において、より自由度の高いレイアウト提案が可能となる。
開発品は、「安全性」「軽量化」「環境配慮」の三要素を同時に実現することで、電力需要が高まるスマート社会におけるニーズに応える。小型化が要求される高電圧車載装置や産業用高電圧機器の課題解決に貢献し、年間売上10億円を目標に、開発と市場展開を加速する。
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