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2024/1/9

【繊維スクラップ】ファー・イースト・ネットワーク、繊維の破砕が可能な破砕機の取り扱いを開始

 ファー・イースト・ネットワークは、従来から問題であった繊維の破砕が可能にした繊維用の破砕機の取り扱いを開始した。
 破砕機や粉砕機に長い繊維を投入すると、回転する軸に繊維が巻き付き破砕ができない。繊維質の素材の破砕にはトラブルがつきもので、リサイクルを困難にしていた。
 今回の破砕機はベルギーのPierre社の製品で、このトラブルを解消する独自機構を搭載している。
 通常の破砕機と異なり刃が回転するのではなく、上下動をすることで繊維スクラップをカットする。上下動なので繊維が絡みつかないことが大きな特徴だ。

 下記の特徴により繊維を破砕することを可能にしている。
1.ベルトコンベア
 ベルトコンベアで繊維質の材料を自動で刃の方向にフィードします。この段階ではまだ繊維はフワフワのままコンベアの上を搬送されていく。幅は450~600mmの幅となります。ベルトコンベアの下部も簡単に清掃できるようにデザインされている。
2.ローラー
 フワフワの繊維質スクラップをローラーで巻き込みながら圧縮する。圧縮することでカッティングをしやすくしている。
 嵩のある繊維や綿、プラスチック繊維、フレコン、絨毯、漁網などを圧縮して切断する前段階の準備をする。ローラーの周りにはセンサーがあり、絡みつきなどがあったときはローラーは停止する。また、材料が大量に入り、ローラーの高さが70mmに達した場合は停止する。
 ローラーの速度を調整することで切断の幅を調整できる。3~150mmの長さで調整が可能(機種により異なります)。切断の幅はインバータ制御により柔軟に調整することができる。
3.カッター 
 高速に上下に動くフライングカッターと固定されている固定刃がスクラップを挟んで切断していく。
 そして、フライングナイフはわずかに斜めに固定されている。これにより、フライングナイフと固定刃がハサミのよう動作し、小さな負荷でも材料をカットする。
 また、上下動するフライングカッターは直線的に上下しているのではなく、楕円を描きながらカッティングする。写真の機種の場合、1分間に405回カットする。
 これは、単なる上下動であれば材料との間に摩擦が生じて熱が上がってしまうことを防ぐため。楕円を描くことで、刃の冷却も兼ねることができ、スムーズにカットできる。破砕機

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