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2025/1/14

【自動車カラーレポート】BASF、2024年の自動車のカラーレポートを発表、世界の自動車カラーにおける色相の変化、暖色系のニッチなカラーの増加

 BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業部は、「BASF自動車用OEM塗料カラーレポート2024」を発表した。2024年、消費者がホワイトやシルバーなど、従来支持されてきたカラーから離れる中、自動車カラーは進化を遂げている。
 BASFコーティングス事業部の最新の自動車OEM塗料カラーレポートでは、このような消費者の変化から、自動車業界全体で、活き活きとした色調や暖色系の無彩色、そしてより多様な色彩の人気が高まっていることを伝えている。

 具体的には、消費者の間ではホワイトが依然として最も選ばれている一方で、イエローやベージュなどの暖色系の色相の人気がますます高まっており、すべての地域でグリーンの人気も上昇している。また、ブラックやグレーといった無彩色も注目を集めている。

Overview

 

EMEA(欧州・中東・アフリカ):無彩色の安定成長と、ベージュの増加

 EMEA地域の無彩色は、2021年の72%から2024年には80%近くへと着実に増加しており、無彩色および、その周辺色調の人気が顕著に表れている。

 最も人気のカラーは引き続きホワイトで、次に僅差でグレーが続く。特にベージュの人気が高まっており、市場シェアはほぼ倍増している。

EMEA Overview

 BASF自動車カラーデザインのグローバル責任者であるマーク・グ-トヤールは、次のように述べている。
「ベージュや無彩色は、落ち着きと洗練さを呼び起こします。変化が目まぐるしい世界で安定を求める気持ちが反映されています。消費者は自身の個性を表現でき、自動車デザインにおいて、時代を超越した上品な美しさももたらします。」

 

米州:グレーは高い汎用性と魅力を証明

 寒色系のメタリックから暖色系のくすんだ色合いまで、非常に幅広い色調のグレーは、驚くほど鮮明に深みと洗練さを表現する。今年のカラー分布は、グレー色調へと顕著に移行し、現在、米州市場全体の約20%を占めている。2023年と比較すると、ブラックが2ポイント減少した一方、ホワイトはさらに5ポイント減少するなど顕著な変化が見られる。

AmericasOverview

 BASFコーティングス事業部のシニアデザインマネージャーであるヴィクトリア・フィスレージは、次のように述べている。
「グレーは自動車のデザインを再定義し、従来のホワイトやブラックに対する好みが変化するにつれて、その汎用性の高さと洗練さで人気を集めています。」

 

アジア太平洋地域:ブラックがリードする中、イエローに注目

 無彩色は依然として消費者の83%が選ぶ最も人気の色域。ブラックの人気は2ポイント増加し、より品のある魅力的なカラーが見られる。対照的に、ホワイトは2ポイント以上減少している。

 その一方で、有彩色、特にイエローが増加傾向にあり、パステルイエローやグレージュイエローなどの柔らかな色調が主流となっている。こうした色合いは、特に電気自動車のデザインにおいて、人工知能と人間の調和、そしてサステナビリティのテーマに共鳴している。

 このような傾向は、市場のカラーパレットが調和のとれた前向きな方向へ移行していることを反映している。

Asia Pacific Overview

 アジア太平洋地域の自動車カラーデザイン責任者である松原千春は、次のように述べている。
「自然に馴染むような色調のパステルイエローは、機能性、サステナビリティ、自然との共存といった今日の価値観を捉えています。」


 BASFコーティングス事業部の自動車OEM塗料カラーレポートは、自動車業界におけるカラートレンドを詳細に調査し、グローバルおよび地域ごとのカラー嗜好について分析している。本レポートで言及されているカラー分布は、 BASFコーティングスが、世界の自動車生産と乗用車への塗料適用に関する入手可能な情報に基づいて算出したもの。

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