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2024/4/18

【自動車補修】BASFコーティングス事業部、アジア太平洋地域で新世代のクリヤーコートとアンダーコート発売

 BASFのコーティングス事業部は、より高い品質と生産性を提供し、CO2排出量の大幅な削減に貢献する環境配慮型のクリヤーコートとアンダーコートの新製品を発表した。この幅広いラインナップにより、BASFは板金塗装工場の収益性と持続可能性の向上をサポートすることを目指している。また、これらの新製品は主要な完成車(OEM)メーカーから承認を得ており、その持続可能性と技術的品質を実証している。BASFのバイオマスバランス・アプローチでは、生産工程の最初のステップで化石原料を、第三者機関による認証済みの手法により、特定の最終製品に割り当てる。BASFは、製造から消費者の手に届くまでの過程を厳格に管理し(チェーン・オブ・カストディー)、REDcert2による認証がバイオマスバランス製品の完全性を裏付けている。

R-Mの自動車補修塗料の新しいカタチ     「パイオニアシリーズ」

 今日、板金塗装工場は競争力を維持するために、効率性と収益性を向上させ、同時にサステナビリティ対する顧客のニーズの応えるため、新しい方策を模索している。この次世代型クリヤーコートとアンダーコートは、こうしたニーズの高まりに直接的に応える。BASF東アジア地域統括本部 コーティングス事業部自動車補修塗料本部副社長のスザン・クルーゲ氏は次のように述べている。
 「当社の最先端の塗料製品ポートフォリオは、材料とエネルギーの消費量を削減しながら、塗装工程にかかる時間を大幅に短縮することで、板金塗装工場をサポートできるように設計されています。私たちはすでに、持続可能性において業界をリードするという取り組みを反映したトータルソリューションを、板金塗装工場のお客様に提供することができるのです」
 2020年、BASFは欧州を中心に自動車補修用塗料のプレミアムブランドGlasurit®(グラスリット、日本では非取扱ブランド)とR-M®から、VOC(揮発性有機化合物)の含有量が1L当たり250g以下(※1)のベースコートを発売し成功を収めているが、最新の製品ラインナップの登場より、自動車補修業界における環境配慮型製品の選択肢をさらに広げる。例えば、UVA(紫外線A波)による速乾性や自然乾燥、鋼板への直接塗装を可能にし、時間とコストのさらなる節約に貢献する。
 この新しい環境配慮型製品ラインナップは、2024年にアジア太平洋地域で、Glasurit「AraClass」(日本では非売品)と、R-M「パイオニアシリーズ」として順次導入される予定。同時に、合理性と効率化を重視したクリヤーコートとアンダーコートを提供するGlasurit「ProClass」とR-M「アドバンスシリーズ」の導入も計画中。
※1 水をカウントしない欧州VOC規制の計算方法に拠る。基準値は420g/L以下。

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