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2025/9/16
【自動車部品リサイクル】住友重機械プロセス機器、本田技術研究所へパイロットプラントを納入
住友重機械プロセス機器は、本田技術研究所(Honda)と共にプラスチックリサイクルのパイロットプラントを開発した。

Hondaは使用済み自動車から回収した廃プラスチックの再資源化に取り組んでおり、プラスチックのリサイクル実現に寄与する「ケミカルソーティング技術(※1)」を開発し、今後はパイロットプラントでの技術実証を行う予定。
住友重機械プロセス機器は、Hondaの基本仕様を基に、機器検討などの計画の初期段階から寄り添い、撹拌装置メーカとしてのコア技術とプラントエンジニアリング力を融合させて設備仕様やプラント構成を共に開発することで、本技術のパイロット段階へのスケールアップを実現した。
同設備では、製作工場で一度プラント全体を仮組み立てした後、ブロック単位で現地へ輸送し設置する方法(モジュール工法)を採用し、工期短縮やプラントのコンパクト化などを実現している。また、本設備の撹拌装置にはMAXBLEND(※2)を使用するなど、住友重機械プロセス機器のコア技術を活用している。
住友重機械プロセス機器は、今後も高い提案力とエンジニアリング力でお客様のニーズに寄り添ったオーダーメイドのプラント設備を提供し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していく。
(※1)使用済み自動車由来の廃プラスチックは金属やガラス繊維などの固体異物を含有しているため、リサイクル率の向上やコスト削減が課題とされている。同設備の対象であるプラスチックは、従来焼却処理されていたが、同技術により固体異物を99%以上分離した高純度プラスチックの抽出を可能にした。同技術から抽出された高純度プラスチックは、再資源化工程を経て、再び自動車用材料として使用することができる
(※2)MAXBLENDの詳細は下記を参照
https://www.shi-pe.shi.co.jp/products/mixing/maxblendclub/mbabout.html
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