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2024/1/16

【自然関連財務情報開示タスクフォース】住友化学、「TNFD Adopter」に登録

 住友化学は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD※1)が、2023年9月に公表した開示提言に賛同し、「TNFD Adopter※2」として登録した。2024年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、早期採用者(Early Adopter)として公表される予定。
 TNFDは、2021年6月に発足した国際イニシアチブであり、自然資本への依存度や影響に関する情報開示を企業や金融機関に促すことで、自然環境に負の影響を与える資金の流れを転換させ、「ネイチャーポジティブ※3」に貢献することを目指している。
 住友化学は、生態系保全に資する自然資本の持続可能な利用を重要な経営課題であると認識し、2011年12月に「住友化学生物多様性行動指針」を制定し、その下で事業活動を進めてきた。また、同社グループの自然関連情報の開示を充実化するため、2022年3月よりTNFDの目標やビジョンを支持し、その活動を支援するTNFDフォーラムに参画している。
 住友化学は、引き続きグループを挙げて、同提言に基づいた情報開示の充実に努めるとともに、生態系保全に資するソリューションの創出に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献していく。
※1 Taskforce on Nature-related Financial Disclosuresの略
※2 TNFDが公表した提言に基づいた情報開示を行う意思を有し、その旨をTNFDのウェブサイトで登録を行った企業・団体
※3 自然資本・生物多様性の損失を食い止め、回復軌道を目指していく考え方。21年に開催された国連生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)で提唱された

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