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2024/1/13
【自然関連財務情報開示タスクフォース】東レ、「TNFD Adopter」へ登録
東レは、このたび、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD※1)が2023年9月に公表した情報開示に関する提言(TNFD提言)への賛同を表明するとともに、TNFD提言の採用者(TNFD Adopter※2)」に登録した。また、TNFD Forum※3にも参画した。
東レは、2018年に策定した「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」において、2050年に向けて目指す世界の1つに「誰もが安全な水・空気を利用し、自然環境が回復した世界」を掲げ、生物多様性および自然資本の保全と回復に関する取り組みを推進している。
水処理膜製品とその技術の活用による水資源の確保および再利用、有機溶剤などの有害物質の使用量削減技術や、羽毛や皮革といった天然物を代替する材料などを通じて、生態系および自然資本への影響の低減に貢献している。また、自社の製造工程に使用する水の使用量を、売上収益原単位で2030年までに2013年対比で50%以上削減するとともに、大気汚染・水質汚染防止や緑化保全などにも積極的に取り組んでいる。
東レは、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」で目指す世界の実現に向けて、今後も、バリューチェーンを通じた社会への貢献と自社の活動における自然環境への負荷低減を推進し、ネイチャーポジティブに貢献していく。
※1 TNFD
2021年6月に発足した国際的なイニシアチブ。企業の活動を、自然環境に負の影響を与える活動から良い影響を与える活動にシフトさせ、生物多様性や自然資本の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」を実現することを狙い、企業に対して生物多様性や自然資本に関する取り組みの情報開示を促す枠組みとして「TNFD最終提言v1.0」を2023年9月に公表した。
※2 TNFD Adopter
TNFD提言に基づき開示を行う意思をTNFDのウェブサイトで登録を行った企業などを指す。TNFD Adopterの登録者は、2024年もしくは2025年どちらかの会計年度の情報で、同提言に準拠した開示を行う必要がある。2024年1月10日までにTNFD Adopterの登録を行った企業などは、同月にスイス・ダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)にて、Early Adopter(早期採用者)として公表される予定である。
※3 TNFD Forum
専門知識を提供するステークホルダーとしてTNFDの議論をサポートする組織で、TNFDの最新情報が提供される。
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