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2024/1/16

【自然関連財務情報開示タスクフォース】TOPPANホールディングス、「TNFD Adopter」に登録

 TOPPANホールディングスは、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が2023年9月に行った最終提言への賛同を表明し、TNFD提言に沿った開示を進める意向のある組織として、TNFDのWebサイトで「TNFD Early Adopter」に登録した。
 また、これに賛同する企業や金融機関等の間で議論する場として設立される国際組織「TNFDフォーラム」にも参画します。
 TNFDは、「気候関連の財務情報の開示に関するタスクフォース(TCFD)」に続く枠組みとして立ち上がった、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価するためのタスクフォース。
 金融機関や企業に自然資本・生物多様性に関する情報開示を促すことにより、資金の流れをネイチャーポジティブ(「2030年までに生物多様性の減少傾向を食い止め、回復に向かわせる」という地球規模の目標)に移行させることを目的に、自然関連リスクに関する情報開示フレームワークの構築を推進している。
 TOPPANグループはこれまで、将来にわたってあらゆる生命が存続できる持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させるため、様々な取り組みを継続的に実施している。
 2021年に策定した地球環境課題への長期的な取り組み方針である「トッパングループ環境ビジョン2050」を拡充し、新たなテーマとして「生物多様性の保全」を追加、環境課題への取り組みをサプライチェーン全体や地域社会との協働で進めていくことを宣言した。また同ビジョンの更新とともに、SDGs目標年に合わせ設定している「トッパングループ2030年度中長期環境目標」についても、サプライチェーン全体で取り組む「用紙原料の調達」、地域社会への貢献を目指す「自然共生地域の保全」に関する目標を新たに設定している。
 さらに、環境省を含めた産官民が発足した「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加しており、2023年10月には、総合研究所(埼玉県杉戸町)敷地内のビオトープを含む緑地において、環境省「自然共生サイト」の認定を取得した。その他、生物多様性教育の機会として社員とその家族が参加できるイベントの開催、事業所近郊で開催される環境NPOや自治体主催の活動への参加などを実施している。
 TOPPANグループはTNFDに賛同することで生物多様性保全への取り組みを一層強化し、すべてのステークホルダー、地域社会とともに、社会的価値創造企業として持続可能な社会の実現に向けた活動に取り組んでいく。

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