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2024/11/19
【表面保護用フィルム事業】レゾナック、サンエー化研に譲渡
レゾナックは、2024年8月7日付で、表面保護用フィルム事業(以下、「本事業」)をサンエー化研に譲渡する契約を締結し、2024年11月15日にクロージングを実行した。今後、本事業に係る各契約を順次サンエー化研に承継する。
検討の背景と目的
表面保護用フィルム事業は、旧日立化成時代の1967年に操業を開始し、半導体リードフレームめっき保護用途をはじめ、顧客ニーズに応じた様々な用途の保護フィルムを開発・選定・提案してきた。一方で、保護フィルム業界は市場の成熟期にあり、近年のマクロ環境や原材料価格、エネルギー価格の高騰などから、レゾナックグループにおいては、本事業の今後の大きな成長や他事業とのシナジーが見込みにくい状況となっていた。
レゾナックグループは、「統合新会社の長期ビジョン(2021~2030)」で示した通り、世界トップクラスの機能性化学メーカーとして、持続可能な社会への貢献を目指している。その実現に向けて、継続的にポートフォリオの見直しを図ることで、持続的な成長を追求している。
同ビジョンに基づき、最適な経営資源の配分および事業ポートフォリオマネジメントを検討する中で、本事業の在り方について、あらゆる選択肢を慎重に検討。その結果、国内屈指のプラスチックフィルム加工メーカーであるサンエー化研のもとで事業拡大を図ることが、取引先、関連製品を日々利用いただいている最終消費者および各ステークホルダーにとって最適であると判断し、本譲渡を推進することを決定した。表面保護用フィルムの製造販売に実績のあるサンエー化研と一体となって、積極的かつ戦略的に事業を推進していくことにより、さらなる成長と競争力の強化が実現できるものと確信している。
事業譲渡の概要
(1)対象事業:表面保護用フィルム
(2)譲渡対象:契約、特許権、技術ノウハウ、一部設備(従業員は含まない)
(3)譲渡契約締結日:2024年8月7日
(4)クロージング日:2024年11月15日
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