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2025/10/10

【調理器向けトッププレート管】日本電気硝子、「StellaShine Mono」発売。洗練された黒色で、フルカラーLEDや液晶ディスプレイなどの表示装置にも対応

 日本電気硝子は、透明結晶化ガラスに黒色の特殊塗料で印刷を施すことで、フルカラーLEDや液晶ディスプレイの表示機能に対応しつつコストパフォーマンスに優れた調理器向けトッププレート「StellaShine(R) Mono(ステラシャイン モノ)」を開発し、販売を開始する。

開発の背景
 耐熱性に優れた結晶化ガラスは、その表面平滑性(吹きこぼれなどに対する掃除のしやすさ)を評価され、IHクッキングヒーターやガスコンロのトッププレートとして広く採用されている。このトッププレートは、世界市場ではガラス生地自体に色が着いているものが主流となっているが、やや褐色を帯びたような色味をしているため純粋な黒色ではない。また、フルカラーLEDの表示や液晶ディスプレイの透過性に制約がかかり、表示機能が多用されるIoT化が進む調理器では対応が難しいという課題もあった。
 日本電気硝子が従来販売している調理器トッププレート用ガラス「StellaShine(R)」は、透明な結晶化ガラスに高度な印刷技術を融合させることで、デザインの自由度や色彩表現を実現している。
 今般、日本電気硝子が開発した「StellaShine(R) Mono」は、透明な結晶化ガラスに黒色特殊塗料と印刷技術を組み合わせ、かつ、加工および印刷工程を簡素化することで、表示性能とコストのバランスを両立することに成功した。
 StellaShine(R) Monoは、黒色ならではの洗練されたデザイン性と、表示への適合性を兼ね備えた新製品。IoT化が進む次世代調理器において、革新的なソリューションとして、国内外の市場に新たな価値を提供する。

StellaShine(R) Monoの特長
1. 洗練された深みのある黒色
2. 優れたコストパフォーマンス
3. フルカラーLEDや液晶ディスプレイ表示に対応

トッププレート手前部分を拡大したフルカラーLEDおよび液晶ディスプレイの表示イメージ
透明性の高い印刷、もしくは全く印刷しないことで、一定の透過性を維持し、トッププレート裏側に設置されたフルカラーLEDや液晶ディスプレイの表示を見せることができる

StellaShine(R) Monoについて
 「Mono」は古代ギリシャ語で「ひとつの、唯一の」を意味する「monos」に由来し、色や工程の簡素化により仕様を一本化した製品であるとともに、優れた「モノ」であるという意味も込めて名付けた。StellaShine(R) Monoは特殊塗料を用いた高級感のあるピュアブラックの1色に限定し、統一仕様でコストを抑えた新たなラインアップ。
 StellaShine(R) Monoは、2025年10月15日~19日までから中国・広州で開催される第138回 中国輸出入商品交易会 第1期(通称 広州交易会、会場:中国輸出入商品交易会館)の日本電気硝子ブース(2.1 Hall B29-30 : C15-16)で展示される。
 参考URL:第138回広州交易会(フェーズ1) | 日本電気硝子(NEG)

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