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2024/10/21

【資源循環技術・システム表彰】グンゼ、「生産工程で発生する廃プラスチックの削減と再利用の取り組み」が受賞

 グンゼは、プラスチックフィルム事業の生産工程で発生する廃プラスチックの削減と再利用の取り組みによる社会への貢献が評価され、経済産業省がする「令和6年度 資源循環技術・システム表彰」で「奨励賞」を受賞した。
 2024年10月16日に表彰式が開かれ、執行役員・プラスチックカンパニー長 花岡 裕史氏が参加し、表彰状が授与された。また、表彰式後の受賞者講演『3R先進事例発表会』では、廃プラスチック削減の取り組みとリサイクル原料を利用した製品群を紹介した。

■受賞内容概要
 プラスチックフィルムは、延伸や熱収縮の制御が難しく、不純物の影響で品質を保つことが困難である。そこでグンゼは、バージン材とリサイクル材の混合による「ずれ」を独自の技術で制御し、高品質なフィルムの生産技術を確立しました。この技術を活用して、リサイクル原料を使用した製品も発売している。
 また、これまで異種積層フィルムの再利用が難しく、廃プラスチックの多くが産業廃棄物として処理されていたが、グンゼは溶剤の溶解性を利用した分離方法を開発し、樹脂を回収して再利用している。この方法により、廃プラスチックの削減(リデュース)と再利用(リユース)を推進する仕組みを構築した。

■『資源循環技術・システム表彰』趣旨・概要

本表彰は、企業その他事業団体等が実施している、廃棄物の発生抑制、再使用、再資源化の促進に資する優れた技術開発等の特徴を有する事業・取組を広く公募し、表彰することにより、それらの事業・取組を奨励・普及し、新たなビジネスの創出を図ることを目的として昭和50年から実施されている。主催者は一般社団法人産業環境管理協会であり、経済産業省が本表彰を後援しています。

■リサイクル原料を使用した最軽量ハイブリッド収縮フィルム「GEOPLAS(R)HCX1」タイプ
(ジオプラス(R)エイチシーエックスワン)

 生産技術の確立により、高品質なリサイクル原料を5%以上使用し、自動ラベル装着機に対応した国内最軽量の収縮フィルム。

左は「葉の茶」(画像提供:ダイドードリンコ)、右は「贅沢香茶アイスティー」(画像提供:ダイドードリンコ)
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