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2024/10/30

【“超”モノづくり部品大賞】日本精工の「医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVO(ムーボ)」、「日本力(にっぽんぶらんど)賞」受賞

 日本精工(NSK)は、中期経営計画において「新商品を育てる」という方針を掲げ、より安全・安心な社会の実現に向けて、ロボット・医療・バイオ分野で同社コア技術を活かした価値創出の挑戦を進めており、その一環として開発した「医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVOTM(ムーボ)」が、「2024年“超”モノづくり部品大賞」において「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞した。
 今回、受賞した「医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVOTM(ムーボ)」は、医療現場での負担軽減を目指し、医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院の協力の下で、ストレッチャー搬送の支援のために開発した。片手での簡単なリモコン操作のみで、医療従事者による自由自在なストレッチャー搬送を実現する。シームレスに手動と電動を切り替えることが可能な電動キャスタを搭載しており、今まで通り手動でストレッチャーを動かすこともできるため、既存の搬送ワークフローを変更することなく導入することが可能。また全方向に対する段差乗り越え性能を持つとともに、患者視点での乗り心地(振動)や静穏性も兼ね備えている。

本ロボット(左)、本ロボット使用シーン(右)

 またMOOVOTMの特徴として、既存のストレッチャーにアタッチメントを取り付けるだけで装着できるため、ロボット導入時に発生するコストや負担を軽減できる。リモコンを使って一度のボタンで着脱を行うことができる。引き続きユーザの声をもとにした製品改良を重ねていき、今後はベッド搬送やリネンサプライなどの搬送にも適用拡大していく予定。将来的には病院・医療現場以外に向けた多用途搬送支援ロボットとしても提案していく。

ストレッチャーの下部フレームに固定するアタッチメント

■受賞概要
受賞内容:2024年 "超"モノづくり部品大賞 日本力(にっぽんぶらんど)賞
受賞対象:医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVOTM(ムーボ)
主   催:モノづくり日本会議、日刊工業新聞社
後   援:経済産業省、日本商工会議所、日本経済団体連合会
<“超”モノづくり部品大賞について>
 2003年、日本の産業・社会の発展に貢献することを目的として「縁の下の力持ち」的存在であり、モノづくり産業のグローバル競争力の源泉である部品・素材に焦点を当てた「モノづくり部品大賞」が創設。2008年より、名称が「“超”モノづくり部品大賞」となる。

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