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2025/12/18
【超薄板ガラス】日本電気硝子とGAITの「超薄板ガラス」振動板、第41回HiViグランプリで「技術特別賞」を受賞
日本電気硝子(NEG)が開発した超薄板ガラスを用いたHiFiスピーカー用振動板が、ステレオサウンドが発行するオーディオ・ビジュアル専門誌「HiVi」主催の「第41回 HiViグランプリ 2025」において「技術特別賞」を受賞した。
「超薄板ガラス」振動板は、NEGが開発した厚さ25μm〜200μm(0.025mm〜0.2mm)の超薄板ガラスを、GAITが独自の3D成形技術により振動板として加工したもの。従来素材(紙・金属・樹脂)を超える音の立ち上がり※1と明瞭な再現性を実現した。

■「第41回 HiViグランプリ 2025」について
「HiViグランプリ」は、30年以上の歴史を持つオーディオ・ビジュアル専門誌「HiVi」が主催する、オーディオ・ビジュアル業界で最も権威ある年間アワードの1つ。
2025年に発表されたすべてのオーディオ・ビジュアル製品を対象に、その年のオーディオ・ビジュアルシーンを牽引した優秀製品を選定します。今回は、著名な評論家の麻倉怜士氏(選考委員長)、潮晴男氏、小原由夫氏、鳥居一豊氏、藤原陽祐氏、山本浩司氏に加え、HiVi編集部7名による厳正な選考のもと、受賞製品が決定した。
■「超薄板ガラス」振動板について
超薄板ガラス(Ultra-thin Glass, UTG)は、厚み25μ~200μmの世界最薄クラスのガラス。これを3D成形し表面を特殊な化学処理で強化することで振動板へと進化させた。振動板として以下のような音響特性がある。
- 紙や金属といった素材に比べて音の立ち上がり※1が速いため音が鮮明かつクリアに届く
- 素材自体に固有音が少なく(内部損失が高く)音の立ち下がり※1が速いため音に歪みが少ない
- 軽くて振動しやすく繊細な音のニュアンスを正確に表現できる
- ガラス表面を特殊な化学処理で強化しており、重低音の激しい振動にも耐える
- 温度や湿度などの環境変化に強く、経年劣化しにくい

※1「音の立ち上がり」とは、音が鳴り始めてからピークに達するまでの時間や反応の速さを指す。立ち上がりが速いと、音の輪郭がはっきりし、打楽器や弦楽器のアタック音が鮮明に再現される。一方、「音の立ち下がり」とは、音が鳴り終わったあとにどれだけ速やかに音が消えるかを表す。立ち下がりが速いと、音が不要に残らず、次の音がクリアに聴こえるため、全体として歪みの少ない、引き締まった音になる。
■GAIT(Glass Acoustic Innovations Co., Ltd.)について
GAITは、超薄板ガラスを精密に3D加工できる世界唯一のガラス加工メーカー。2020年創業のスタートアップ企業で、台湾・台北に本社を構えている。
2024年4月にNEGと戦略的パートナーシップを締結し、オーディオ業界における「超薄板ガラス」振動板の開発・製造・市場展開を共同で推進している。
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