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2025/9/11

【超薄板ガラス】日本電気硝子の「Dinorex UTG」、HONORの新型折りたたみスマホ「Magic V Flip2」に採用

　日本電気硝子が製造する化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG®」が、スマートデバイスメーカーHONOR（オナー）の新型折りたたみスマートフォン「Magic V Flip2」に採用された。
　HONORは、2013年にHuawei（華為技術）のサブブランドとして誕生し、2020年に独立したメーカー。独自の高性能機種を次々と投入し、中国本土で確固たる地位を築くとともに、海外市場にも展開を拡大し、グローバルで注目されるブランドの1つ。
　今回の「Magic V Flip2」では、本体内側のメインディスプレイに「Dinorex UTG®」が採用された。髪の毛よりも薄い板厚でありながら、20万回の開閉試験にも耐える高い信頼性を誇る。折りたたみスマートフォンに不可欠な「耐久性」と「表示品質」の両立を実現している。
　今回の採用は、モトローラ、Xiaomi（シャオミ）に続くもの。折りたたみスマートフォン市場での採用は着実に拡大しており、今後も先進的なガラス材料を通じて、次世代モバイルデバイスの進化に貢献していく。

　「Dinorex UTG®」は、折りたたみスマートフォンなどのフレキシブルデバイス*向けに開発された、化学強化専用超薄板ガラス。液晶・有機ELテレビなどのディスプレイ用ガラスで培ってきた成形技術を応用し、以下の特長を実現している。
＊曲げたり折りたたんだりできる柔軟性をもった電子部品やその構成部品の総称
1．高い表面平滑性と板厚の均一性
2．直径3mm以下（R1.5）でも折り曲げ可能な卓越した曲げ特性
3．繰り返しの折りたたみに耐える高い信頼性
　これらにより、デバイス本来のフレキシブル性を損なうことなく、高精度な表示品質と傷や衝撃に対する高い耐性を確保している。

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