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2024/5/13

【農畜産用断熱材】アキレス、ヒートストレスから家畜を守る軽量･高性能「コープランPP」（天井用）を5月20日より発売開始

　アキレスは、住宅用断熱材の技術をいかして畜舎内の温度環境を整え、家畜のヒートストレスを軽減する農畜産用断熱材「コープランPP」（天井用）を2024年5月20日より全国で発売する。
　近年、記録的な猛暑など異常気象といわれる事態が続き、農畜産業にも影響を及ぼしている。夏の暑さ、冬の寒さによるヒートストレスは家畜の生育の悪化や時には大量死まで引き起こす要因となる。畜産農家においても家畜をヒートストレスから守るため、畜舎の建設の際には断熱材を適切に設置することが不可欠となってきている。特に、断熱材を天井に設置することで畜舎内の温度環境を管理しやすくするとともに空調や換気を効率化する取り組みが進んでおり、軽量で施工しやすい断熱材のニーズが高まっている。
　その課題に向けアキレスは「コープランPP」（天井用）を開発した。住宅用断熱材にも使用するビーズ法発泡ポリスチレンボード（熱伝導率0.038W/（m･K）（測定値））を芯材に採用して約2.1kg/m²（30mm厚）の軽量化を実現した高性能農畜産用断熱材。軽量化によって施工性を高めながら、畜舎内を清潔に保つうえで不可欠の高圧洗浄にも耐え得るよう強度を向上。最大長さ6,000mmの製品展開で、畜舎の大型化や施工の効率化に対応。また、家畜の糞尿からのアンモニアによる建屋構造材等の錆の発生を抑えるため、ボード両面にPPシートをラミネート加工することにより防湿性を向上。さらに面材のPPシートを光沢のある白色にすることで反射率を高め、畜舎内を明るく保ち個体の様子を目視確認しやすくするなど、畜産農家を支える機能を備えた天井用断熱複合パネル。

　規格寸法は厚20～50mm×幅1,000mm×長さ2,000～6,000mm、重量約2.1kg/m²（30mm厚）。参考設計価格は5,770円/m²（税別）：30mm厚。
　アキレスは今後も独自の技術をいかした製品づくりで、国内の農畜産業における課題解決と生産性向上に寄与するとともに、断熱性向上による省エネルギーの推進やCO2排出量の削減を通じてカーボンニュートラルの実現に貢献していく。

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