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2024/8/28

【道路・鉄道向け騒音対策製品】積水樹脂の「長耐久ガラスコーティング透明板」、国土交通省の「NETIS」に登録

 積水樹脂が製造・販売している道路・鉄道向け騒音対策製品「長耐久ガラスコーティング透明板」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録された。
 同社は1971年に高速道路向けに防音壁を開発してから現在に至るまで、道路や鉄道等の騒音対策製品の開発・製造・販売を行っている。近年では騒音対策と眺望性・日照対策の両立が可能な透明板のニーズも高くなっている。

 「長耐久ガラスコーティング透明板」は、ポリカーボネート(PC)板の表面に特殊なガラスコーティングを施すことにより、紫外線劣化による黄変や傷がつきやすい性質に起因する眺望性能の低下を飛躍的に抑制する。従来製品では促進耐候性試験で5,000時間を経過すると黄変により、眺望性の低下が進行したが、本製品は10,000時間経過後でも黄変は抑制され、眺望性能の維持が可能(本データは実測値であり保証値ではない)。そのため、本製品は、従来品と比較して2倍以上の耐候性能が見込まれるため、ライフサイクルコストの向上が期待できる。また、このコーティングは、土木用防汚材料Ⅲ種基準に適合しており、雨水によるセルフクリーニング機能を有している。

新技術と従来品の促進耐候性試験後サンプル比較

 本製品は、製品の発売よりNEXCO名古屋第二環状自動車道や西九州新幹線をはじめとして様々な道路や鉄道等で採用されている。
■NETISとは
 新技術の活用促進のため、新技術に関する情報の共有および提供を目的として国土交通省が管理運営するデータベース。公共工事の施工者がNETISに登録された新技術の活用を提案し、実際に工事で活用された場合には、活用の効果に応じて公共工事の成績評定である工事成績評定の加点の対象となる。
■NETIS登録情報
・NETIS番号:KK-240044-A
・登録日:2024年8月5日
・NETIS内「長耐久ガラスコーティング透明板」登録ページ

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