アーカイブ情報

2026/3/10

【配位ナノシート】日本材料技研、東京理科大学とのライセンス契約を締結

 日本材料技研は、東京理科大学との間で、配位ナノシート(CONASH:Coordination nanosheet)に関するライセンス契約を締結した。
 同材料は、東京理科大学研究推進機構総合研究院の西原寛教授らにより開発され、2013年に初めて報告された有機・無機複合型の二次元高分子。金属イオンと有機配位子から構成されており、金属種や配位子の組み合わせを変えることで、電子特性・磁性・触媒活性など多様な機能を発現させることが可能。また、同材料はコロイド溶液としてインク化でき、塗布や印刷による薄膜形成にも対応できる。センサー材料、触媒材料、電極材料など、今後のデバイス材料として幅広い分野での応用が期待されている。同社は、今回の契約により取得した独占的通常実施権を活用し、デバイスメーカー等への供給を通じて、早期の事業化を推進する。
<配位ナノシートの構造とコロイド液の外観*>

* M. Ito, N. Fukui, K. Takada, et al. “ Rationally Engineered Heterometallic Metalladithiolene Coordination Nanosheets with Defined Atomic Arrangements.” Small 21, no. 38 (2025): 2503227.
 日本材料技研では、これまでに二次元層状化合物MXenes、導電性高分子PANIなど、電気特性に優れたエレクトロニクス材料のラインナップ拡充に取り組んできた。近年、エレクトロニクス製品の高性能化により、高導電性や電磁波シールド性などの電気特性に関するニーズは急速に高度化・多様化しており、今後も同社では、革新的な材料技術の製品化によりこれらのニーズに応えていく。

カテゴリー
コンバーティングニュース

PAGE TOP