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2025/5/21

【金属リサイクル】島津製作所、CVCファンドを通じ米国Sun Metalonに出資

 島津製作所は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Shimadzu Future Innovation Fund」を通じて、米国のスタートアップであるSUN METALON Inc.(以下Sun Metalon、イリノイ州)に出資した。同社は、自動車、建機、製鉄などの産業で発生する金属スクラップをその発生現場でリサイクルする装置を開発している。
 製造現場から発生する金属スクラップは潜在的な価値があるにもかかわらず、ほぼ無価値で取り引きされ、低品質な製品へリサイクルされている。多くの製造現場では金属を分別しておらず、混合金属スクラップはその素材の価値を著しく低下させる要因となっている。加えて、既存のリサイクルプロセスは、金属スクラップの輸送やリサイクル炉において多くのCO2が排出されている。
 Sun Metalonは低コストかつ低い環境負荷を特徴とする独自の金属加熱技術を搭載した金属リサイクル装置を持ち、顧客企業の金属加工ライン付近に設置することで、金属のリサイクルにおけるCO2排出量を低減し、持続可能な資源循環の実現を目指している。

Sun Metalonが開発した金属リサイクル装置「Venus-L6」

 島津製作所は金属の成分分析や組成分析、強度評価などの分析計測技術を有している。島津製作所は今回の出資を通じて、Sun Metalonとともに金属材料のサーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に取り組んでいく。
<SUN METALON Inc.の概要>
代表取締役CEO:Kazuhiko Nishioka (西岡 和彦)
所在地 :712 N Central Ave, Suite B, Wood Dale, IL 60191, USA
事業内容 :金属リサイクル・金属精製・金属加工を通した金属業界の脱炭素化ソリューションの提供
設立 :2021年2月
<Shimadzu Future Innovation Fund(Shimadzu FIF)の概要>
正式名称 :Shimadzu Future Innovation投資事業有限責任組合
設立 :2023年4月
運用総額 :50億円
運用期間 :10年間
対象ステージ:シード・アーリーを中心に、成長フェーズにあるミドル以降にも対応
投資領域 :ヘルスケア、GX(グリーントランスフォーメーション)、マテリアル、インダストリー
無限責任組合員:グローバル・ブレイン株式会社
有限責任組合員:株式会社島津製作所

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