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2024/2/13
【金属錯体導電性インク】サカタインクス、Electroninks社との業務提携
サカタインクスは、米国Electroninks Incorporatedと業務提携した。
エレクトロニクス市場は半導体の高機能化を背景に、先端材料の使用量の増加や高付加価値な製品、材料の需要増加が期待され、今後も市場が拡大するとともに、より一層の高付加価値材料への期待が高まってきている。このような環境下において、エレクトロニクス分野で有用な金属錯体(MOD)導電性インク(Metal Organic Decomposition Ink)のグローバルリーダーであるElectroninks社を、世界のテクノロジーパートナーとして協業する。
Electroninks社の金属錯体導電性インクは無粒子構造の導電性インク(Particle-Free Conductive Inks)であり、一般的なナノ粒子構造のものと比べて導電性や放熱性の高さ、薄膜化に寄与する塗布性に優れ、低温焼結も可能なことから、電子部品等の小型化や製造工程におけるトータルコスト削減、素材へのダメージの低減など、多くのメリットが期待される。
Electroninks社の技術とサカタインクスのコアテクノロジーを生かした製品開発力を融合させることで、エレクトロニクス分野をはじめとした新規市場へのアクセスの広がりが期待できるとともに、エレクトロニクス市場において求められている高機能な材料を開発し、顧客が必要とする多種多様な用途に貢献するためのトータルソリューションの提供を拡大していく。
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