アーカイブ情報
2025/12/16
【資源】ローズリッジ・ジョイントベンチャー、年間最大5000万トン規模のピルバラ鉄鉱石鉱床に関する1億9100万米ドルの事業性調査を開始

ローズリッジ・ジョイントベンチャーは、西オーストラリア州ピルバラにある世界有数の未開発鉄鉱石鉱床であるローズリッジ・プロジェクトの第1フェーズ開発を進めるため、1億9100万米ドル(豪ドル換算2億9400万ドル)(リオティント持分:9600万米ドル、豪ドル換算1億4700万ドル)の事業性調査を承認した。この調査では、初期の年間生産能力が4000万~5000万トンとなる操業の開発を評価する。
ジョイントベンチャーのパートナー(リオティント 50%、三井物産40%※1、AMB Holdings 10%)は、今後の調査の一環として、2026年~2028年にかけて追加で1億4600万米ドル(豪ドル換算2億2500万ドル)を探鉱に投資する予定。事業性調査は2029年に完了する見込み。
リオティント鉄鉱石部門CEOのマシュー・ホルツ氏は次のように述べている。
「当社は、ニヤパリの伝統的土地所有者と協力しながら、その規模と品質から、今後数十年にわたりリオティントのピルバラ鉄鉱石事業を支える可能性のあるローズリッジ・プロジェクトの開発を進めています。今年初め、ジョイントベンチャーは三井物産をプロジェクトに迎え入れ、ローズリッジが世界有数の未開発鉄鉱石鉱床であることを
確認しました。引き続きすべてのパートナーと協力しながら、事業性調査を進めていくことを楽しみにしています」
ローズリッジ・ジョイントベンチャーは、鉱山のライフサイクル全体を通じて、先日更新された先住権原協定(Native Title Agreement)のエンゲージメント枠組みに沿って、ニヤパリの伝統的土地所有者と緊密に連携し、文化遺産と環境の保護・管理に取り組む。
プロジェクト設計を通じて、環境への影響を抑えるため、土地や自然環境の損害を最小限にし、閉鎖後の長期的な影響を低減するより良い方法を模索している。
事業性調査への移行は、2025年初めに三井物産がジョイントベンチャーの40%の持分取得を発表したことに続くものである。
ローズリッジは段階的に開発される予定。今回の投資と事業性調査は第1フェーズに焦点を当てており、初期の拠点はプロジェクトの北部に設置される見込み。このフェーズでは、リオティントの既存の鉄道、港、電力インフラを活用する。
必要な規制当局の承認を前提に、ニューマンの北西約40kmに位置するローズリッジの初期開発からの初出荷は、2030年までに実施される予定。
年間約1億トンの高品質鉄鉱石を生産できる可能性を持つローズリッジは、リオティントのピルバラ鉄鉱石事業において、中期的な年間生産能力3億4500万~3億6000万トンの達成と維持に向けた道筋を確保する。
※1 三井物産は、SPC Blue Pty Ltdという法人を通じて40%の持分を保有しており、AMBは、Wright Prospecting Pty Ltdの完全子会社であるローズリッジマイニング(No.1)を通じて10%の持分を保有している。この子会社はAMBによって管理・運営されている。
- カテゴリー
- コンバーティングニュース

