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2025/2/13
【長繊維強化熱可塑性樹脂】ポリプラスチックス、制振性に優れた環境配慮型「PLASTRON LFT」新グレード販売開始
ポリプラスチックスは、「制振性に優れた環境配慮型PLASTRON LFT 新グレード販売開始~音響機器部品や産業機器部品の制振対策と軽量化・高剛性を実現します~」を自社サイトに公開した。

同社は2025年1月より、「PLASTRON LFT(Long Fiber Reinforced Thermoplastics)RA627P」の販売を開始した。この材料はポリプロピレン(PP)樹脂とバイオマス材料であるセルロース繊維を複合化したもので、低密度、高比剛性※1、高い制振性を特徴としている。
▼ポリプラスチックス公式サイト
https://www.polyplastics-global.com/jp/
▼制振性に優れた環境配慮型PLASTRON LFT新グレード販売開始 ~音響機器部品や産業機器部品の制振対策と軽量化・高剛性を実現します~
https://www.polyplastics-global.com/jp/approach/35.html
同材料は、低密度で高い損失係数を持つPP樹脂を再生セルロース長繊維※2で強化し、密度の増加や損失係数の低下を抑えつつ、樹脂の剛性を高めている。また、カーボンフットプリント(PCF)が非常に小さい再生セルロース繊維を使用することで、材料のPCFを低減させていることも大きな特徴である。
PLASTRON LFT RA627Pは、スピーカー振動板をはじめとした音響機器部品や産業機器部品の筐体など、高い制振性が求められる製品に適している。同材料を使用することで、製品の軽量化と制振性の向上を両立し、さらに環境に配慮した製品開発が可能となる。これらの特性から、同社はスピーカー振動板などの音響機器部品のほか、EVモーター周辺部品、ヘッドアップディスプレイ筐体、各種ファン、MRI装置筐体など、制振性が求められる幅広い分野の製品への提案を進めていく。
今後の展望
同社は、PCFをさらに低減するためリサイクルPP樹脂を使用した新グレードの開発を進めている。今後も市場の要求にお応えできるようPLASTRON LFT製品のポートフォリオを拡大し循環型社会実現のスピードアップに貢献していく。
※1 比剛性:引張り弾性率を密度で除した値
※2 再生セルロース繊維:天然のセルロースを湿式紡糸により連続繊維として取り出したもの(Regenerated cellulose fiber)
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