アーカイブ情報
2025/4/16
【離型技術】吉田SKT、生産現場の課題を解消する「CAS」リリース
吉田SKTは、従来のコーティングでは離型が難しかった相手材への適用を目的とした新コーティング技術「CAS(セラミックアロイシステム)」をリリースした。CASは、独自開発の丸みを帯びたセラミック凸面構造と最適な離型材料を組み合わせることで、高い離型性と安定した耐久性を実現する。生産現場における型離れ不良や付着トラブルを抑え、作業効率と製品品質の向上に寄与する。
現場の生産効率を高めながら高品質を維持するためには、金型や部品への材料付着問題の解決が重要。この問題を解決する手法の1つに、接触面積を低減する凸面構造の形成がある。しかし、従来の溶射技術やサンドブラスト処理では、再加工時に基材へ負荷がかかったり、複雑な形状や薄板への適用が難しいという課題があった。
同社は、これまでの技術で離型が難しかった材料にも対応できる方法を模索。こうした背景から、独自の凸面成形技術と離型材料を組み合わせたCASを開発し、離型性と耐久性を両立するコーティングとして提案する。
CASの特長は次の通り。
(1)高い離型性
独自の丸みを帯びたセラミック凸面設計により、型離れ時のトラブルを低減。粘着物や残留物の発生を抑える。
(2)耐久性の向上
高硬度と離型特性を両立し、長期間にわたり安定した性能を保持。再加工もしやすく、基材へのダメージを低減することでコスト削減にもつながる。
(3)幅広い適用性
金属薄板など、多様な基材に対して適用可能。凸面のサイズや離型材料を用途に合わせて選択できるため、さまざまな製造現場のニーズに合わせて対応。
CASシリーズは、各種製造工程や基材に応じて複数の仕様を展開。従来の「溶射+コーティング」に代わる新たな選択肢として、より柔軟かつ効果的な表面処理を実現する。
CAS技術は、自動車、航空宇宙、電子部品など幅広い産業分野での活用が期待される。
- カテゴリー
- コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

