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2025/10/17
【電動射出成形機】UBEマシナリー、世界最大となる型締力5500トンの「5500emⅢ」を販売開始
UBEグループにおける機械事業の中核会社であるUBEマシナリーは、世界最大となる型締力5500トンの超大型電動射出成形機の設計・開発を完了し、販売を開始する。

同社はこれまでに、型締力4000トン以上の射出成形機を100台以上製作し、またダイカストマシンにおいては「ギガキャスト」に対応した9000トン機を上市するなど、大型機の製作において高い評価を得ている。今回、射出成形機においても製品の大型化に対応するため、超大型電動射出成形機として500トンおよび5000トン機を新たにラインアップに加えるとともに、3500トンおよび3000トン機をフルモデルチェンジし、シリーズを刷新した。
これら4機種を含む「em III」シリーズは、同社が1987年に世界に先駆けて発売した2プラテン型締機をベースに、2001年に電動化された「em」シリーズの3代目にあたる。最新鋭の技術を搭載し、国内外の顧客から高い評価を受けてきた。今回の開発により、1050トンから5500トンまでをカバーする最新鋭の「em III」シリーズの展開が大きく拡充された。
自動車のxEV化に伴う軽量化ニーズの高まりにより、外板ボディパネルや車体下部の空力部品などの大型樹脂部品の需要が急拡大している。UBEマシナリーは、こうした市場の変化に対応し、自動車のみならず、二輪車、家電、産業資材、住宅設備など多様な業界の生産性向上に貢献すべく、超大型電動機の投入に踏み切った。今後もさらなるラインアップの拡充を視野に入れ、環境性能と生産効率を両立する技術開発を通じて、持続可能な未来を支えていく考えだ。
<主仕様>
1. 型締力 : 5500トン、5000トン、3500トン、3000トン
2. 理論射出体積 : 3万1400cm3(PP換算 : 26.5kg)、1万3200cm3(PP換算 : 11.2kg)
<em IIIシリーズの特長>
1. カーボンニュートラルに貢献する省エネ性能の実現と水溶性塗料採用による環境負荷低減
従来の電動成形機より、同社比で消費電力を20%以上低減。圧力保持性能向上によりポンプ停止時間が延長され、作動油やグリスの消費量が減少することで、ランニングコストを低減、併せてCO2削減にも配慮している。また、VOC排出を抑制可能な水溶性塗料を採用することで環境負荷の低減にも貢献している。
2. 業界最速のドライサイクル
離型動作に型開閉ボールねじを使用することで、従来の電動成形機よりドライサイクルを同社比で30%短縮し、業界最速を実現しました。ハイサイクル成形により、生産性向上に貢献します。
3. コンパクトな機長
省スペース性が特長の2プラテン機において、前シリーズ「em II」からさらにマシン全長を短縮。業界最小クラスで設置スペースの確保がしやすく、工場内のレイアウト検討がより柔軟に行える(5500em III : 全長16m)。
4. 高精度な型開閉平行制御
金型を開閉するため電動サーボモータ駆動の機構を型盤の対角に配置し、これらのサーボモータを精密に同期制御することで、型開閉する際にも金型の平行度が常に保たれる。その結果、偏った摩耗や破損を防ぐことができ、金型の寿命延長および成形品の精度向上につながる。
5. 型盤平行度の自動計測機能
ボタン操作ひとつで、型盤平行度を自動チェック可能。設備の状態管理をサポートする。
6. 長年にわたり培ってきた成形技術
好評を得ている長繊維強化樹脂(Long Fiber reinforced Thermoplastics)専用スクリュや、発泡コアバック成形など、多彩なメニューの搭載が可能。
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