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2026/1/6
【非接触・超高精細スキャナ】日大グラビヤ、触れずに筆の凹凸まで完全再現、「HD Apeiron/42」による『高精細アートスキャン』サービスを提供開始
総合製版業(グラビア製版)を営む日大グラビヤのアートデザイン事業部「Creative Wall」は、絵画やイラスト原画の質感を忠実にデジタル化する「高精細アートスキャン」サービスの提供を開始した。 同サービスは、日本初導入※となるデンマークContex社製の最新鋭スキャナ「HD Apeiron/42」を採用。油彩画の盛り上がりや和紙の繊維といった「マチエール(材質感)」を、原画に一切触れることなく3Dレベルの立体感でデータ化するもの。

アナログ作家が直面する「デジタル化」の壁
近年、SNSでの発信やオリジナルグッズの販売(クリエイターエコノミー)が拡大する中で、アナログで描画する画家やイラストレーターにとって「原画のデータ化」は大きな課題となっている。従来のスキャナやカメラ撮影では、「キャンバスの凹凸で影ができる」「照明の反射で色が変わる」「ピントが甘く拡大に耐えられない」といった問題があり、作品本来の魅力を伝えきれていなかった。
そこで、創業より60年以上にわたりパッケージ製版で培ってきた高度な「色分解・画像処理」のノウハウを持つ同社が、美術館のアーカイブ用途でも使用される世界最高峰のスキャン技術を導入。個人のクリエイター様にも手が届く価格帯で、プロ仕様のデジタル化サービスを開始した。
「高精細アートスキャン」3つの特長

1.日本初導入「HD Apeiron/42」による非接触・非破壊スキャン
従来のフラットベッドスキャナとは異なり、原画にガラス面などを押し付けない「完全非接触」でのスキャンを実現。 未乾燥の油絵、パステル画、デリケートな和紙、厚みのあるコラージュ作品など、これまでスキャンが難しかった作品も、ダメージを与えることなく安全にデジタル化できる。




2.驚異の1200dpi・4方向光源が捉える「3Dの質感」

一般的な印刷データの4倍の情報量を持つ「1200dpi」の超高解像度での取り込みに対応。さらに、4方向からの可変光源システムにより、肉眼では捉えきれないテクスチャの陰影までを立体的(3D)に捉える。 これにより、デジタルデータでありながら、まるで原画がそこにあるかのような「筆のタッチ」や「紙の風合い」を再現する。
3.原寸の4倍まで拡大可能。グッズ展開への無限の可能性

1200dpiの高解像度データは、原寸の4倍サイズまで拡大しても画質が劣化ない。 F4号(333×242mm)の作品をスキャンし、壁一面の巨大アートとして出力したり、作品の一部をトリミングしてTシャツやトートバッグなどのグッズに高画質で展開したりと、クリエイターの収益源となる「二次利用」の幅を劇的に広げる。
活用シーン

・ジークレー版画(複製画)制作: 原画を手放したくない作家のための、販売用複製画として。
・デジタルアーカイブ: 美術館やギャラリーにおける作品の半永久的な保存データとして。
・グッズ商品化(Merchandise): デザインの自由度を高める高解像度素材として。
サービス概要
サービス名: Creative Wall 高精細アートスキャン
対応サイズ: 最大1000mm角(〜40号相当) ※それ以上のサイズも分割合成等で応相談
解像度: 600dpi(標準) / 1200dpi(ハイエンド)
参考価格(税込)
〜40号(600dpi):7,500円
〜40号(1200dpi):15,000円
(※600dpiに限り2枚目以降は割引価格(追加2,500円/枚〜)が適用)
オプション: 高級ファインアート紙「ピクトリコプロ・ファインアートラフ」等への出力サービス
URL: https://creative-wall.com/pages/art-scan
今後の展望
「Creative Wall」は、単なるデータ化代行にとどまらず、スキャンしたデータを活用したECサイト構築支援や、高品質なジークレー印刷による作品販売までをワンストップで支援する「アーティストの伴走者」を目指します。大阪・大東市の製版工場から、世界へ羽ばたくクリエイターを技術面でサポートしていく。
※注 日本初導入についてはデンマークContex社製「HD Apeiron/42」の導入において(2025年10月時点、当社調べ・国内代理店情報による)
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