アーカイブ情報

2024/7/5

【非PFASフッ素系界面活性剤】ユニケム、水系タイプを開発。サンプルワーク開始

新規開発した水系非PFASフッ素系界面活性剤

 ユニケムは、水系タイプのPFASを含有しないフッ素系界面活性剤を開発した。現在、欧米で議論されているPFAS規制への懸念を背景に、非PFAS材料の引き合いが拡大している。PFAS代替としてシリコーンなどが提案されているが、性能等の背景から代替可能な範囲は限定されている。 特にシリコーンが嫌われる用途では依然フッ素系界面活性剤へのニーズは強く、代替のハードルは高い状況にある。これに対して、ユニケムは今年よりPFASを含有しないフッ素系界面活性剤を展開し良好なユーザー評価を獲得していたが、溶剤にしか溶解しないタイプのみのラインナップであった。非PFASのフッ素系界面活性剤に対するニーズは水系においても強いことから、同社では水系製品の開発に着手していた。
 今回、開発が進展したことで水系の非PFASフッ素系界面活性剤を新たに製品ラインナップに加えることとなったことため、本格的なサンプルワークを開始した。
 想定用途は塗料、潤滑剤、コーティング剤、レジスト、分散剤等。
 2024年夏よりサンプルワークを開始。ユーザー評価状況に応じて順次量産を開始する。

カテゴリー
コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

PAGE TOP