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2025/5/2
【革新的新素材開発】岡山大学、フランス国立科学研究センターと国際研究プロジェクトに関する覚書締結
岡山大学は2025年3月31日、フランス国立科学研究センター(CNRS: Centre national de la recherche scientifique)と国際研究プロジェクト“CHEMISTRY ON CHIRAL CARBON MATERIALS(C3M)”に関する覚書を締結した。
同覚書の締結は、国際共同研究を通じて国際連携の促進を目的としており、岡山大学とCNRSは今後5年間、不斉炭素素材(CHIRAL CARBON MATERIALS)を軸に革新的な先端材料の研究開発を進めるとともに、セミナー開催や学生指導を共同で実施していく。
調印式は岡山大学津島キャンパス本部棟にて行われ、CNRSからは、Alberto BIANCO博士、Jacques MALEVAL CNRS東京事務所長、岡山大学からは、那須保友学長、学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所)の仁科勇太教授、学術研究院医歯薬学域の髙柴正悟教授が出席した。
冒頭、岡山大学研究・イノベーション共創機構学術研究推進本部長である宇根山絵美上級リサーチ・アドミニストレーターが「岡山大学とCNRSとの本覚書の締結を通じて、世界的な学術研究拠点の形成と研究力強化を願います」とあいさつ。その後、那須学長が覚書にサインし、「本学は、2023年末に日本学術振興会(JSPS)が支援する『地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)』に採択され、社会変革を実現させる研究大学を目指しており、CNRSとの革新的な材料研究開発は、その中でも重要な取り組みです。国際共同研究プロジェクトの今後の発展に期待しています」とコメントした。
調印後、CNRSのBIANCO博士と岡山大学の仁科教授からこれまで共同で取り組んできた国際連携による研究成果とC3Mプロジェクトの研究の展望について説明があった。
岡山大学は今後、本国際研究プロジェクトを起爆剤として、国際頭脳循環を加速させ、革新的材料研究の深化・発展、研究者や学生の交流をはじめ、国際共同研究の実施、セミナーの開催など、協力関係をさらに強化していく。

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