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2024/8/2

【高吸水性樹脂】日本触媒、インドネシア子会社でSAP製造設備増設。アジア圏内の紙おむつ需要に対応

 日本触媒は、2024年7月30日開催の取締役会において、インドネシア子会社PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIAでの高吸水性樹脂製造設備(年産5万トン)の増設を決議した。
 同社のコア事業の1つである高吸水性樹脂(SAP)は、紙おむつの原料としてグローバルで需要が堅調に伸びており、特に人口増加が見込める地域においてはさらに旺盛な市場伸長が見込まれている。
 日本触媒グループのインドネシア子会社PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(NSI)においては2023年4月にSAPの原料でもあるアクリル酸(AA)の製造設備を10万トン/年増強し(増強後AA生産能力24万トン/年)、AAからSAPを一貫生産する強みを活かしてアジア圏内の旺盛なSAP需要の伸びに対応するため、このたび、NSIにてSAPの増設を行うことが最適であるとの判断に至った。一方で、姫路のSAPプラントの内、生産性の低い旧型設備については、今後、必要に応じて停止措置を行うことで、日本触媒グループでの全体最適を図る。

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