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2026/2/26
【高周波帯域用EMC対策部材】マクセル、磁気ノイズ抑制フィルム「Mタイプ」サンプルを2026年4月より出荷開始
マクセルは、高周波帯域用EMC対策部材として開発を進めてきた磁気ノイズ抑制フィルム「Mタイプ(Magnetic Type)」の機能性評価向けサンプルを、2026年4月より出荷開始する。

近年、電子機器や接続ケーブルから発するノイズが機器の正常動作や無線通信に影響を与える事例が増えている。特にメガヘルツ帯からギガヘルツ帯へと利用周波数帯域が拡大するなかで、高周波ノイズ対策の重要性は一層高まっている。マクセルは創業以来、カセットテープやコンピュータテープなどの磁気テープで培った磁性体開発技術、微粒子分散技術、高精度コーティング技術、積層プロセス技術などを活かし、次世代のEMC対策部材の開発を進めてきた。
「Mタイプ」は、磁性粉分散技術とウェットコーティング技術を活かした、数百メガヘルツ~数十ギガヘルツの高周波帯域に対応した磁気ノイズ抑制薄膜フィルム。パソコンやスマートフォンなどの電子機器や医療機器、通信機器、自動車の電子システムなどに使用されるケーブル、IC、回路基板、コネクタなどのノイズ発生源周辺で生じるノイズの抑制に貢献する。
このたび出荷を開始するサンプルは、機能性評価用途向けに、周波数帯域や形状(シート状/テープ状)、幅・長さなどカスタマイズに対応。「Mタイプ」は磁気ノイズ抑制と薄膜・軽量化を両立しており、折り曲げ時のクラックや粉落ちを低減した塗膜設計ならびにコーティング加工技術により、厚さ約60マイクロメートルの薄さで直径1mmの曲げにも耐える屈曲性を有す。また、金属膜との複合化により電界シールド性能をさらに向上させることも可能。
マクセルは、磁性材料に関する長年の知見と、独自のアナログコア技術である、微粒子の混合・分散技術や精密塗布技術を活かしたEMC対策部材の開発を通じて、高度情報化社会を支えるソリューションを提供していく。


抑制したい周波数帯域に応じた「SH」「YH」「KM」の3種類をラインアップ
透磁率 / 実部(左)、透磁率 / 虚部(右)

*1 マイクロストリップラインから放射されるノイズの抑制効果:ペリテック社製 EMIテスタ測定
*2 Mタイプ:記載データは、アルミ蒸着PETを基材とした複合膜シート状のカスタマイズ仕様品

写真は「KM」品における折り曲げ例(厚さ約60マイクロメートルの薄さで直径1mmの曲げ)
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