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2025/1/12

【高性能選別】サナース、ソーティング ラボを千葉県富津市に開設

 ドイツを中心とする欧州で開発された環境リサイクル関連の破砕機・選別機・林業機械の他、マテハン機・港湾荷役機械の提供を行っているサナースは、2025年1月、千葉県富津市に新テストセンターを開設し、同社で販売する高性能選別機器による選別テストの受入を開始した。
 サナースは、これまで2018年に開設した木更津マシンパーク(千葉県木更津市)内に、選別機器のテストセンターを設置して金属およびプラスチック等の選別テストを実施してきた。この度、顧客からの高度選別ニーズの高まりを受け、より効率的でより高度な選別プロセスを検証、提案できる体制を整えるために、木更津マシンパークの一部の選別機器を移設した。
 移設先は新たに開設するサナース ソーティング ラボ(SSL:Sun Earth Sorting Lab)、今後、顧客から持ち込まれるサンプル材料を使用した選別機器の性能確認および選別プロセス最適化のための検証実験などを受け入れていく。
 同設備の最大の特徴は、高度選別をするためのセンサー選別機の選別テストだけでなく、その前処理(分粒、磁選、風力選別)も含めたより実践に近いテストを行える設備を取り揃えていること。定量供給から始まり、粒度選別、分別、選別の4つの重要な工程の最適化を検証できる設備となっている。
 金属スクラップだけでなく、ASR(自動車破砕残渣)、産業廃棄物、焼却灰など様々な選別テストに対応でき、目的に応じた機械の組み合わせによりプロセスの比較検討ができることを重視している。
 2025年3月頃にはプラスチックなど非金属材料に特化した機器の移設も完了する予定で、サナースが主力とする欧州製の高性能選別機器の組み合わせによる機動性の高い選別テストを提案していく。

テストセンター詳細
サナース ソーティング ラボ内部

■Steinert社
 シュタイナート社はドイツに本社を置く、選別機械の専門メーカー。特に、金属やプラスチックの光学選別機や磁気選別機などの選別技術に優れており、世界50カ国以上で導入されている。
■Spaleck社
 シュパレック社はドイツに本社を置く、振動供給機・粒度選別機等の専門メーカー。高度選別を実現するための重要な前処理の粒度選別機として、様々なリサイクラー(選別事業者)に導入されている。
■Nihot社
 ニホット社は、オランダに本社を置く、風力選別機の専門メーカー。小型で大容量な循環式の風力選別機として、世界中で圧倒的なシェアを誇る。

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