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2025/12/2

【X線対応プラスチックシンチレータ】東京インキ、「ルミネード X」を12月1日より販売開始

 東京インキは、同社公式コーポレートサイトにて次世代型X(γ)線対応プラスチックシンチレータ「ルミネードX」の販売を開始した。
 高エネルギー加速器研究機構(KEK)との産学共同開発により誕生した、鉛を使用しない環境・人体に配慮した設計のシンチレータで、金属であるジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、ビスマス(Bi)をプラスチックに充填することで、高い検出効率と短い減衰時間を両立。X(γ)線領域の測定に対応可能な新素材として、研究機関や医療機器開発分野での応用が期待されている。

 「ルミネードX」は、高時間分解能で高計数率かつ高検出効率のプラスチックシンチレータが、ナノ秒時間分解能が要求される測定に対応する可能性が高いことから、高エネルギー加速器研究機構(KEK)との共同研究により開発された。鉛フリーかつ高性能な同製品は、放射線検出技術の普及と教育の発展に貢献することが期待される。

製品ラインナップ

製品型番金属種wt%サイズ発光波長(nm)価格 (税抜)
TPS-Zr10834Zr10φ8mm×3mm42250,000円
TPS-Zr20834Zr20φ8mm×3mm42250,000円
TPS-Hf10834Hf10φ8mm×3mm42260,000円
TPS-Hf20834Hf20φ8mm×3mm42260,000円
TPS-Bi10834Bi10φ8mm×3mm42260,000円

※その他サイズ・仕様は特注対応可能。詳細はこちらへ問い合わせ

製品の特長
  • 鉛フリー設計で安全性を向上:
    従来の鉛充填型シンチレータに代わる、環境・人体に配慮した設計
  • 高い検出効率と短い減衰時間:
    最大検出効率:16.2%/mm(Hf 20wt%、67.4keV X線照射時の吸収量)
    減衰時間:1.2~2.1ns
    発光波長ピーク:422nmまたは386nm
  • 用途に応じた仕様選択が可能:
    金属充填量:1~20wt%
    サイズ:直径8~25mm、厚み1~10mm(その他仕様は応相談)
  • X線領域の放射線測定に最適:
    ~100keV程度のX(γ)線の測定に対応。
    放射線測定技術の研究および医療機器開発用途に対応可能。
最大検出効率16.2%/mm(Hf 20wt%、67.4keV X線照射時の吸収量)
減衰時間1.2~2.1ns
発光波長ピーク422nmまたは386nm
金属充填量1~20wt%
サイズ直径8~25mm、厚み1~10mm(その他仕様は応相談)
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コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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