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2024/11/7
【2-EHAcid】BASF PETRONAS Chemicals、マレーシアのクアンタンに2-エチルヘキサン酸の新プラントを竣工
BASF PETRONAS Chemicals (BASF トロナス・ケミカルズ、本社:マレーシア、BPC)は、マレーシアのクアンタンにあるフェアブント拠点(統合生産拠点)おいて、2つ目となる2-エチルヘキサン酸(2-EHAcid)*生産ラインの稼働を開始した。今回の増設は、高品質な2-EHAcidに対する需要の急増に直接対応するもので、地域の顧客に対するコミットメントを改めて示すもの。
BASFのアジア太平洋地域化学品中間体事業本部のシニアバイスプレジデントであるマイケル・ベッカー氏は次のように述べている。「今回の拡張によって、私たちはアジア太平洋地域における高品質な2-エチルヘキサン酸への急速な需要増加に対応できるようになります。生産能力を増強することで、私たちはお客様のニーズへの対応力を強化し、市場をリードするサプライヤーとしての地位を確固たるものにしていきます。私たちは、持続可能な中間体を生産するメーカーとして選ばれるパートナーになるというビジョンの実現に全力を尽くしています」
BPCの会長であり、PETRONAS Chemicals Group Berhadのマネージング・ディレクター兼最高経営責任者であるマズウィーン・イスマイル氏は、次のように述べている。「今回の拡張の成功は、私たちのパートナーシップが強固なものであり続け、成長と協力に対するコミットメントを共有していることを示すものです。生産能力の増強により、BPCはこの地域の成長機会を戦略的に活かすことができるようになり、私たちは工場の将来に大きな期待を寄せています。当社の製品に対する需要が増加の一途をたどるなか、私たちは需要に効率的かつ効果的に応えるための十分な設備を整え、お客様に最高品質の製品を迅速にお届けできるようにします」
BPCのマネージング・ディレクターであるタン・エイク・ミーム氏は次のように述べている。「親会社であるPETRONASとBASFとの強力なパートナーシップに感謝します。このプロジェクトを成功させる上で、両社の支援は計り知れないものでした。また、この重要な生産能力増強を実現したプロジェクトチームのすばらしい仕事をたたえたいと思います」
また、クアンタンのフェアブント拠点(統合生産拠点)での生産能力増強を祝う落成式には顧客も参加し、顧客を第一に考える組織の継続的な取り組みが改めて強調された。
2016年の稼働以来、2-EHAcid生産プラントは東南アジア地域の成長を支える重要な役割を担ってきた。第2生産ラインの起工式は2023年第1四半期に行われた。2024年第3四半期現在、この新しい生産ラインはフル稼働しており、年間生産能力を60000トンに倍増し、イノベーションを促進して世界中のお客様のニーズの進化に応えるというBPCの姿勢を一層強化している。
* 2-エチルヘキサン酸(2-EHAcid)は、合成潤滑剤やオイル添加剤の製造に複合体として使用される化学中間体。また、自動車用冷却液などの機能性液剤、塗料乾燥剤用金属塩、可塑剤、安定剤、触媒などの用途で、さまざまな産業で使用されている。BASFはマレーシアのクアンタンにある生産拠点に加え、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンにあるフェアブント拠点(統合生産拠点)でも2-エチルヘキサン酸を生産している。
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