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2026/3/27

【5G硝子アンテナ】AGCの「5G対応透明ガラスアンテナ」、JR東海が新幹線N700S座席専用Wi‑Fiサービスに採用

 AGCが開発した「5G対応透明ガラスアンテナ(5G硝子アンテナ)」が、東海旅客鉄道(JR東海)の東海道新幹線N700Sの一部車両に導入する上級クラス座席向けに採用された。この製品は車両窓そのものにアンテナ機能を一体化することで、高速走行時でも電波の送受信を安定化し、上級クラス座席のWi‑Fi品質を向上できる。アンテナは微細なメッシュ構造のため目立たず、車窓の眺望を損なわない。この上級クラス座席のサービスは、2026年10月から開始予定です。5Gガラスアンテナの鉄道車両への搭載は世界初*

左から、東海道新幹線N700S上級クラス座席(個室タイプ)イメージ、
5Gガラスアンテナ

 近年、移動中のオンライン会議をはじめとする多様な利用シーンの広がりを背景に、車内Wi‑Fi環境のさらなる快適性向上が求められている。従来の車内Wi‑Fiサービスでは、沿線の基地局と車内の4G通信アンテナの間で、窓などの車体開口部を通じて通信が行われている。そのため、電波が窓や車内を通過する際に減衰しやすく、場所や状況によっては通信品質が安定しない場合がある。

 今回、上級クラス座席向けに採用される5Gガラスアンテナは、通信品質の改善を目的にAGCが新幹線窓向けに専用設計した製品です。窓そのものに5G通信用のアンテナ機能を持たせることで、電波が車内を伝搬する際の損失を抑え、沿線に設置された基地局と新幹線車内のWi‑Fiルーター間でより安定した通信を実現する。また、新幹線用窓ガラスに求められる安全性・耐久性を満たしつつ、アンテナ素子に微細なメッシュ状導体を用いることで、視認性を極力抑え、車窓からの眺望を損なわないデザインとしている。

 AGCグループは、5Gガラスアンテナをはじめとする独自の素材・ソリューションの提供を通じて新たな価値を創出し、安全で快適なモビリティ社会の実現に貢献する方針だ。

〈注釈〉

*

AGC調べ(2026年2月末時点)

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