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2025/9/3
【AI】島津製作所、分析条件を提案する「Methodintelligence for LC」開発。本社研究棟にて来場者向けにサービスの試用開始
島津製作所は、液体クロマトグラフ(LC)の分析条件をAIが提案するウェブサービス「Methodintelligence for LC」(プロトタイプ)を開発した。このサービスは、独自のAIが化合物情報を探索、医学論文検索ポータルサイト「PubMed」※1や同社アプリケーションニュース※2に掲載されている4000万件以上の文献から化合物の分析条件を自動的に提案する。島津製作所はこのサービスをアジア最大級の分析機器展示会「JASIS2025」(9月3~5日、幕張メッセ)で展示するとともに、9月10日より京都市の本社研究棟「ヘルスケアR&Dセンター」で来場者向けにサービスの試用を開始する※3。

「アセトアミノフェン」という成分を入力し、AIが化合物情報や分析条件などを回答した例
LCでの分析条件の決定には専門知識が欠かせず、対象物についてデータベースや文献の調査が必要。同社はこれまで分析条件を最適化するソフトウェア「LabSolutions MD」や、熟練作業者の解析を実現する「Peakintelligence for LC」など、AIを活用したソフトウェアを販売してきた。「Methodintelligence for LC」ではユーザーの指示や目標に基づいて、自律的にタスクを実行するAIエージェントが文献検索・条件検討を行う。島津製作所は「Methodintelligence for LC」の2026年秋発売を目指して開発を続ける。
※1 Europe PMCを介して利用している。
※2 島津製作所の分析計測機器による特定用途に関する装置の仕様、分析条件、周辺機器などをまとめた文書・動画など。
※3 試用を希望の方は同社の営業担当もしくは販売代理店まで。
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