アーカイブ情報

2025/12/16

【AI監視ドローン+メッセージ配信サービス】TOPPANエッジとFaroStar、林野火災における消防の初動対応支援に向けて協業

 TOPPANエッジFaroStar(読み:ファーロスター)は、林野火災における消防の初動対応支援を目的に協業を開始した。この協業の取り組みとして、林野火災発生時の迅速な情報収集・伝達を可能にするため、FaroStarの次世代AI監視ドローンソリューションと、TOPPANエッジのメッセージ配信サービスを連携した林野火災検知・通知ソリューションを2025年12月15日から提供開始した。
 このソリューションは、まず自律飛行・AI映像解析・位置推定技術を活用したFaroStarの次世代AI監視ドローンソリューション「Grabee」が火災の早期発見や位置情報の推定を行い、FaroStarの災害情報共有アプリ「FaroStarVision」へ火災情報を自動で登録。次に、「FaroStarVision」と、TOPPANエッジが提供する、マルチチャネルでのメッセージ配信が可能なサービス「EngagePlus(R)」がAPI連携することで、SMSや「+メッセージ」※1を通じて、事前に配信対象として登録された消防関係者に火災に関する情報を配信する。
 この協業により、被害範囲の広さや自然環境などにより状況把握が難しい林野火災の初動対応における迅速な情報収集・伝達を支援し、消防防災分野のDX推進と消防関係者の負荷軽減に貢献する。

林野火災検知・通知ソリューションのイメージ

協業の背景
 国内で年間約1300件※2の林野火災が発生しており、延焼速度の速さや、火災発生場所となる山林における消防用水の水源・供給設備の不足などから、迅速かつ的確な初動対応が求められている。しかし、従来の消防活動における情報共有は、電話やメールといった手動プロセスに依存しており、多くの消防関係者への情報伝達に時間を要することが課題となっていた。
 そこで近年、総務省消防庁を中心に消防防災分野でのDXが推進されており※3、従来の仕組みでは対応が困難であった被害現場の課題に対し、デジタル技術を活用した新たな解決策の創出が期待されている。
 TOPPANエッジとFaroStarはこれらの課題に対し、FaroStarが持つ自律飛行型ドローン・AI映像解析・位置推定技術と、TOPPANエッジが持つマルチチャネルで配信が可能なメッセージ配信基盤を組み合わせることで、災害発生時の初動対応における情報収集・伝達の自動化を実現する。

林野火災検知・通知ソリューションの概要
1.AI搭載ドローンによって災害発生位置を高精度で推定
 FaroStarの次世代AI監視ドローンソリューション「Grabee」を活用し、監視ドローンに搭載された赤外線カメラで災害現場の映像を撮影。「Grabee」のAI映像解析・位置推定技術によって炎や人、動物などを瞬時に判別し、リアルタイムで熱源の位置を高精度で推定する。
2.火災発生情報をリアルタイムで地図上に表示
 「Grabee」で検知した火災の位置情報は、FaroStarの災害情報共有アプリ「FaroStarVision」に自動で登録される。発生位置や火災範囲がアプリ内の地図にリアルタイムで表示され、一目で正確な位置を把握することが可能。
3.SMSや「+メッセージ」通知により災害情報の確実な伝達を実現
 「FaroStarVision」と、TOPPANエッジが提供するマルチチャネルでのメッセージ配信サービス「EngagePlus(R)」がAPI連携することにより、「FaroStarVision」に火災情報が登録されると、事前に配信対象として登録された消防関係者に対して緊急メッセージをSMSまたは「+メッセージ」により自動で一斉通知する。
 電話番号宛に直接メッセージを配信できるSMSは、メッセージの到達率や開封率が約80%と高く※4、重要な情報を確実に届けることができる。またRCS※5に準拠した「+メッセージ」は、送信元の企業・団体名が表示されるほか、「FaroStarVision」の地図イメージへ遷移可能なボタンや「出動可・不可」などの回答を即座に得られるボタンの操作により、視認性を高め、緊急性の高い状況でも安心して使用できる。これにより、双方向性のあるコミュニケーションを実現する。

今後の目標
 TOPPANエッジとFaroStarは、行政や自治体に対して林野火災検知・通知ソリューションを展開し、2030年までに300件以上の採用を目指す。
 今後、このソリューションに留まらず、FaroStarの「Grabee」をはじめとしたドローン技術と、TOPPANグループが提供するまちの情報集約・発信サービス「PosRe(R)(ポスレ)」などをはじめとしたTOPPAN防災ソリューションとの連携を拡大していくことで、林野火災だけでなく土砂災害や洪水、獣害などあらゆる災害に対応し、より広範囲な防災DXに貢献していく。
※1 「+メッセージ」とは、NTT ドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯3社が提供する、RCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)に準拠したメッセージサービス。電話番号を宛先に、高解像度の写真や動画の共有、既読確認、グループチャットといった高機能なメッセージの送受信が可能。
※2 総務省消防庁「令和6年版 消防白書
※3 総務省消防庁「令和6年版 消防白書
※4 TOPPANエッジの配信実績に基づく。
※5 RCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)とは、従来のSMSをさらに進化させた、高機能なメッセージングサービス。電話番号を宛先として利用でき、文字だけでなく、高解像度の写真や動画、音声メッセージ、スタンプ、リアクションなどの送信、既読確認、入力中の確認が可能。

カテゴリー
コンバーティングニュース

PAGE TOP