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2025/6/16
【AWARD】コカ・コーラ社「ジョージア」185g用アルミ飲料缶、第49回木下賞「研究開発部門」賞受賞
東洋製罐グループホールディングスの連結子会社である東洋製罐は、コカ・コーラ社「ジョージア※1」缶製品(内容量185g)で容器の軽量化が評価され、このたび日本包装技術協会が主催する「第49回木下賞」の「研究開発部門」賞を、日本コカ・コーラと共同受賞した。なお、両社は、「第48回木下賞」において、100%リサイクルPETボトルを使用した「コカ・コーラ(R)※1」(500ml)での容器軽量化が評価され、「改善合理化部門」賞に選出されており、2年連続の受賞となった。
※1 「ジョージア」および「コカ・コーラ」は、The Coca-Cola Companyの登録商標。

左から、東洋製罐 テクニカルセンター メタル技術開発部の中村友彦副主査
日本コカ・コーラ ジャパン&サウスコリアオペレーティングユニット 技術・イノベーション・サプライチェーン本部の田中明子パッケージ シニアマネジャー
東洋製罐 販売第八部の坂巻佑馬氏

東洋製罐とコカ・コーラ社は、飲料容器の軽量化に長年取り組んできた。2024年8月より「ジョージア」缶製品に採用されているアルミ飲料缶は、東洋製罐の「缶底耐圧強度向上技術(CBR: Compression Bottom Reform)※2」を採用することで、従来の185g用アルミ飲料缶と比べ、資材使用量を1缶当たり13%削減した。薄いアルミ材でも従来同等の耐内圧性能を維持しながら、缶胴部の重量は7.0gから6.1gにまで軽量化を実現している。この成果は、東洋製罐とコカ・コーラ社の技術力とパートナーシップによるものである。
※2 缶底耐圧強度向上技術(CBR: Compression Bottom Reform)は、従来の製缶技術と比べ、高い缶底耐圧強度を提供することができるなど、品質と軽量化が両立できる革新的技術であり、アルミ材料の使用量削減にともなう温室効果ガスの排出量減少にもつながる。CBRは、The Canmaker Magazineが主催するCans of the Year Awards 2020 「Prototype部門」にて金賞を受賞している。

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