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2025/2/18

【CCUS】Petra Nova Parish Holdings、米国Petra NovaのプロジェクトにおいてCO2回収量500万トン達成

 ENEOS Xploraの連結子会社であるPetra Nova Parish Holdings LLCが米国テキサス州で運営するCCUS*1事業であるPetra Nova CCUSプロジェクトは、2025年2月に、温室効果ガス(CO2) 回収・貯留量が累計500万トンを達成した。
 同プロジェクトは、米国テキサス州のNRG社・W.A.パリッシュ火力発電所*2から排出される石炭燃焼後の排ガスに含まれるCO2を分離・回収し、同州内のウェスト・ランチ油田までパイプラインで輸送の上、CO2を油田へ圧入することで、CO2の地下貯留と同時に原油増産へ繋げる世界有数の規模を誇るCCUSプロジェクトであり、2017 年に商業運転を開始した。同プロジェクトにおけるCO2回収プラントは、燃焼後排ガスからCO2を回収するものとしては、世界最大規模であり、年間約140万トンのCO2を回収することができる。

Petra Nova CCUS プロジェクトのCO₂回収プラント遠景
プロジェクト概念図

 同プロジェクトでは回収されたCO2を活用することで、油田での原油生産量を大幅に増加させている。また、回収されたCO2は、徹底したモニタリング体制により、地下1600mの油田内に安定して貯留されていることが確認されている。
 今回、累計500万トン超のCO2を回収・貯留するというマイルストーンを達成したが、この量は、約120万台の自家用車が1年間に排出するCO2量に相当する*3。現在、世界各地でCCS*4/CCUSの操業が行われているが、これだけの量のCO2を回収・貯留した実績のある事業者は数社のみであり、ENEOS Xploraが世界的なトップランナーと言える事業分野である。
 ENEOSグループは、長期ビジョンにおいて2040年度までにグループ排出分のカーボンニュートラル実現を目指している。CCS/CCUS は、このための有力な手段の1つであり、引き続きPetra Nova CCUSプロジェクトを通じて得たCO2の分離・回収、輸送、圧入という、CCS/CCUS事業全体のバリューチェーンに関する知見・技術を 活用し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組んでいく。
*1 CCUS: Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage の略。CO2を回収・貯留することに加え、 新たな商品やエネルギー生成のために利用する技術
*2 W.A.パリッシュ火力発電所:テキサス州ヒューストン市南西部に所在する米国最大規模の火力発電所
*3 米国環境保護庁(EPA)による温室効果ガス換算値
*4 CCS: Carbon dioxide Capture and Storage の略。排出されるCO2を回収し地下に圧入する技術

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