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2024/6/26

【drupa2024】コニカミノルタ、プロフェッショナルプリント事業のパーパスを訴求

 コニカミノルタは、5⽉28⽇(⽕)から6⽉7⽇(⾦)までドイツ デュッセルドルフで開催された世界最⼤規模の印刷・メディア産業展「drupa(ドルッパ) 2024」の出展を成功裏に終えた。
 出展ブースのハイライト動画をホームページに掲載した。
<URL>https://www.konicaminolta.com/jp-ja/investors/movie/index.html

 8年ぶりのリアル開催となった同展⽰会では、初出展となるB2サイズインクジェット印刷機の最上位機種 「AccurioJet(アキュリオジェット)60000」やMGI Digital Technology(本社︓フランス)との共同出展となる 「AlphaJET(アルファジェット)」を中⼼に、印刷⼯程の⾃動化・省⼒化を推進することにより、印刷会社の労働環境の改善や環境負荷の低減、持続的な事業運営に貢献する各種ソリューションを訴求し、多くの反響があった。
 drupaは技術や製品の展⽰だけでなく、グローバルな顧客との商談として重要な機会で、11⽇間の会期中、欧州・北⽶・インド・中国・アジア・オセアニア・中東など世界中の顧客から、過去を⼤きく上回るペースで200件を超える成約を達成することができた。
 コニカミノルタは、中期経営計画に掲げた強化事業の1つであるプロフェショナルプリント事業のパーパス(存在意義)を定義し、drupaでも数多くのグローバルなステークホルダーに訴求した。この信念のもと、事業の持続的な成⻑とともに社会課題を解決していく。

【プロフェッショナルプリント事業のパーパス】
 「デジタル印刷の⼒で、より良いコミュニケーションとより良い社会を実現する」ことをパーパス(存在意義)として定義する。パーパスに沿った独⾃の価値を継続的に提供していくことで、サステナブルな印刷業界と社会全体の実現を⽬指す。

・印刷業界の⼤きな課題である、熟練⼯不⾜、⼩ロット印刷需要の増加、環境負荷低減などに対し、独⾃の技術とノウハウによる⾃動化、省⼒化、顧客へ寄り添うサポート⼒で解決していく。

・ 版が不要なデジタル印刷は「効果の⾼い印刷物を、必要な時に、必要なだけ、必要な場所で印刷する」ことで、印刷⼯程で発⽣する損紙の極⼩化や、不要な印刷の⽣産や流通を抑える事で環境負荷低減や、オペレーターの負荷の低減や物流業界なども含む労働⼒不⾜の解決に貢献できます。コニカミノルタは、印刷の価値の向上とサプライチェーンの変⾰を⽬指す。

・ 印刷会社に対する価値訴求に加え、発注者であるブランドオーナーへのアプローチをより⼀層強化していきます。デジタル印刷の強みを活かしたEXplainable感性®ソリューション(EX感性)やAccurioDXなどのユニークなサービスにより、販促効果の⾼い印刷需要を創出していく。

デジタル印刷に関わるIJコンポーネント事業や画像IoTソリューションも
独⾃技術によりユニークな提案で存在感を発揮
 コニカミノルタは中期経営計画における事業の選択と集中を加速する中で、複数の事業間で連携したビジネス創出の活動も推進している。
 今回のdrupaでは強化事業の1つであるインダストリー事業からも出展、コニカミノルタ独⾃技術である薄膜IJヘッドによるハイギャップ印刷のデモを⾏った。通常のヘッドでは印刷対象物との距離は1〜3mmとされますが、同社の「KM800H-MR」では最⼤20mmというハイギャップ印刷を実現、実際に段ボール搬送⼯程を模した動態展⽰を実施し、⾼い印字品質に対して多くのプリンターメーカーから好評価を得た。

 また、画像IoTの⼒で現場のDXを加速させるキードライバーである「FORXAI®」のソリューションも展⽰。⼀例として、3D センサーカメラと独⾃の画像解析を活⽤した冊⼦印刷の AI 検品 ソリューションでは、断裁・折り・製本等印刷の後加⼯においての⽴体物の検品⼯程の⾃動化を提案、熟練⼯の⽬と⼿に代わるものとして、後加⼯機メーカーや印刷会社から多くの関⼼が寄せられた。

ハイギャップ印刷では段ボール表面が均一でなくても クリアな印字が可能

 

FORXAI®のソリューションとして自律搬送ロボットや 協働ロボットによる印刷工場内の自動化も提案









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