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2025/7/1
【e-メタノール】東洋エンジニアリング、インドで回収CO2と電気分解による水素からの合成実証プラントにおいてファーストドロップ達成

東洋エンジニアリングの子会社であるToyo Engineering India Private Limited(Toyo-India)が2021年にインド国営電力公社NTPC Limited(NTPC)とメタノール生成技術供与について契約締結したNTPCの実証プラントにおいて、NTPC社の工場内で回収したCO2と水の電気分解により生成した水素から合成されたメタノールのファーストドロップ*1を2025年6月3日に達成した。
同プラントは、NTPCが保有するインドのMadhya Pradesh州に位置するVindyachal Super Thermal Power Station内に設置されている。東洋エンジニアリングが保有するCO2と水素からメタノールを合成する技術(g-MethanolTM)を基に、Toyo-Indiaが基本設計と一部機器の調達を行い、JACKSON Ltd.が設計、調達、建設を遂行した。
再生可能エネルギーのポテンシャルが高いインド国内は、生産能力10トン/日の規模で回収CO2と水を電気分解した水素によるメタノール合成のファーストドロップを達成したことは初めてであり、持続可能な社会実現に向けた重要な一歩となる。
また東洋エンジニアリングは,経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択された、商用スケールでのe-メタノール*2のバリューチェーンを構築する事業可能性調査を、NTPCのグループ会社であるNTPC Green Energy Limited (NGEL)と共にAndhra Pradesh州Pudimadakaのサイトにて実施している。今回の技術実証により、インドの安価な再生可能エネルギーを活用したバリューチェーン構築の実現に一歩近づいたと考えている。

*1 ファーストドロップ
製品仕様(オンスペック)を満たした最初の生成物
*2 e-メタノール
再生可能エネルギーによって得られた電力で水を分解し生成されたH2(グリーン水素)と、大気中などから回収したCO2を合成した合成燃料の一種。そのまま船舶燃料として使用できるほか、改質によって、SAF(持続可能な航空燃料)や自動車燃料、化学原料として使用することもできる。
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