アーカイブ情報
2025/10/28
【EVENT】サンゲツ、2025年11月29日から、日本の壁装材文化の魅力を再発見し、これからの壁装材のあり方を提示する企画展「壁を装う展 - Wall Covering and Beyond」開催

サンゲツは、2025年11月29日~12月5日まで、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて、「壁を装う展 - Wall Covering and Beyond」を開催する。同展は、1849年の創業以来、人々の暮らしを彩るインテリア商品を開発・提供してきたサンゲツが、コンテンポラリーデザインスタジオ「we+(ウィープラス)」を迎え、「壁装材」をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトの企画展。
日本の壁紙は、自然環境や住宅様式の変遷、海外文化との交流を背景に、素材や技術の進化を積み重ねながら、世界の壁紙とは異なる独自の発展を遂げてきた。現在では住まいに欠かせない「壁装材」として、暮らしの中で多様な役割を果たしている。
サンゲツでは、これまでに数万点におよぶ壁紙を手がけ、その豊富なアーカイブには、時代とともに培われた高度な技術や美意識、多様な空間表現の可能性が息づいている。同展では、これらのアーカイブを起点に、「壁を装う」という文化の本質に迫り、素材と技術の進化、そこに宿る美意識の多様性をたどりながら、日本の壁装材文化の奥深い魅力を再発見し、これからの壁装材のあり方を提示する。
<開催概要>
タイトル:壁を装う展 - Wall Covering and Beyond
会期:2025年11月29日~12月5日 10:00~19:00 *会期中無休
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
入場料:無料
主催・企画:サンゲツ
ディレクション・プランニング・リサーチ:サンゲツ、we+ / 安藤 北斗、林 登志也、関口 愛理、猪上 気広
空間デザイン:we+ / 安藤 北斗、林 登志也、関口 愛理、猪上 気広
グラフィックデザイン:STUDIO TATSURO SHOJI / 庄司 竜郎
撮影:digni photography / 平松 岳大、BOUILLON INC. / 井上 昌明
施工:椿や
<会場構成>
1.イントロダクション
日本で壁紙が広く普及するに至った背景の1つである素材や構造に着目し、製造工程ごとの実物展示を通して壁紙の特性を紹介。
2.素材からみる壁紙系統図
サンゲツがこれまで手がけてきた数万点におよぶ壁紙を紐解くと、インスピレーションの起点には、「石」「土」「木」「紙」「織」などのプリミティブな素材が存在していることが見えてくる。この「素材」という視点から壁紙を体系的に分類し、日本独自の進化を遂げてきた変遷を、マインドマップ形式で可視化していく。
3.これからの壁紙
素材から着想を得て常に進化してきた壁紙は、これからどのような未来を迎えるのか――。その可能性を提示する。
4.日本独自の壁紙見本帳
1960年にサンゲツが初めて発行した壁紙の見本帳は、ニーズや技術の多様化に伴い、常に進化を重ねてきた。壁装材の歴史を物語る見本帳のアーカイブを系図と共にたどり、「選ぶ楽しさ」を体感いただけるエリアを展開する。
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