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2026/2/7

【ICカード】JCBと大日本印刷、指紋認証機能付きの商用化に向けた実証実験開始

 ジェーシービー(JCB)は、大日本印刷(DNP)と、指紋認証機能が付いたICカードを発行し、実証実験を開始する。

 近年、クレジットカードの不正利用が増加しており、より安全な決済手段へのニーズが高まっている。また一方では、キャッシュレス決済が生活者にとって身近なものとなり、「利便性を損ねることなく、かつ持つことに楽しみを感じられるものを持ちたい」といった多様なニーズも存在する。
 JCBは、こうした社会的背景とニーズを踏まえ、利便性を損なわずに不正利用リスクを低減し、先進性も取り入れたカードの実現に取り組んできた。その取り組みの一環として、“指紋認証カードの商用化に向けた実証実験”を実施する。
 現在、ICカードでの非接触決済(タッチ決済)では、一定の金額以上の決済の場合、暗証番号入力が必要。一方で、スマートフォンによる非接触決済では取引時の本人認証ができているため、金額上限なく、暗証番号入力が不要となる。
 指紋認証カードでは、取引時にカード上で指紋による本人認証ができるため、スマートフォンと同様に金額上限のない非接触決済が可能となる。また、ICカードを挿し込む接触決済でも、指紋認証にて本人認証を行うため、暗証番号入力が不要となる。指紋認証機能を導入することにより、カード会員様の利便性を高めながら、セキュリティの高い決済が可能となる。
 指紋認証カードは、カード右下の指紋センサーにあらかじめ登録しておいた指を乗せることで、本人認証が完了する。指紋認証処理はカード内で完結するため、店頭で新たな認証端末などを導入する必要はない。
 JCBは2018年に非接触決済に特化した指紋認証カードの実証実験を実施している。今回の実証実験では、商用化に向けてさらに一歩進め、接触決済・非接触決済の操作性、指紋認証成功率、決済端末との相性、日常利用でのストレスの有無を、1都3県の加盟店で実際に指紋認証カードを利用することにより検証する。実証実験ではDNPが、JCB社員に2026年2月より同カードを発行する。
 より多様な決済環境での安全・安心と利便性を叶えるクレジットカードとして、商用化を強く見据えた取り組みを実施する。
 DNPは今回の実証実験に向けて、指紋認証機能を搭載したカードの製造と、パーソナライズの仕組みを提供する。このカードは、DNPが開発した指紋認証対応の決済アプリケーションを搭載した、タッチ決済対応の指紋センサー付きICカード。既存の決済端末での動作確認を行い、実運用を想定した設定仕様の策定などを技術面から支える。

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