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2025/9/1

【IMS支援サービス】OKI、ISO 56001認証取得の実績を活かし「IMS支援サービス」提供開始

 OKIは、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)のISO 56001※1認証取得で培った実績をもとに企業のイノベーション推進体制を迅速に構築する「IMS支援サービス」を2025年9月より提供開始する。本サービスは、各企業の文化や事業特性に合わせたイノベーション推進体制を、迅速かつ効率的に構築できるよう支援する。また、ISO 56001で求められる「経営層によるリーダーシップ」「実践支援」「人材育成」「マネジメント(計画・評価・改善)」の4つの観点を踏まえ、最適なサポートを提供する。

IMS要素と提供サービスの関係 図1(出典:ISO 56001 Introduction Figure1)

 近年、社会課題が複雑化し、顧客ニーズも不確実な中で新たなビジネスの創出が不可欠となり、多くの企業においてイノベーション活動の推進が求められている。また、国際標準化機構(ISO)により2024年9月にISO 56001が制定されたことで、IMS導入が企業の経営戦略における重要課題になると予測されている。

 OKIは、Japan Innovation Network(JIN)と連携しながら、OKIのIMS「Yume Pro※2」を開始した。その後、経営層主導のもと活動を全社規模に拡大し、2025年7月には英国規格協会(BSI)よりISO 56001に基づく「BSI Kitemark™」認証を国内で初めて取得した。「IMS支援サービス」では、OKIが培った実績を体系化し、ISO 56001認証取得やイノベーション活動を推進したい企業・組織の課題や要望に応じたコンサル、教育、実践支援を行う。

 例えば、イノベーションの考え方やアイデア創出方法を修得するには、IMS/デザイン思考によるコンセプト構築を体系的に学習するイノベーション基礎研修、実践研修を行う。さらに学習だけではなく、新規ビジネスの種をお客様との共創活動を通じて具体化する実践支援、共創支援(共創ワークショップ)を行う。さらに、JINのIMSに関する知見・戦略的方向性づくりとOKIの実践力を融合し、協働した包括的プログラムの提供も行っている。

IMS支援サービスメニュー
A:企業文化改革支援
A-1 IMS階層別インタビュー
 社内の各階層(役員、部門長、部長、現場)に対して、イノベーションの考え方や状況等をインタビューし、IMS企業との対比を明確にする。

A-2 施策・体制検討支援
 インタビュー結果に応じて、イノベーション目標を定め、対応するための施策(社内体制、アイデアコンテスト、ダイアログなど)を検討支援する。

B:イノベーション人材育成支援
B-1 イノベーション基礎研修
 基礎講座と実体験から課題探索してビジネスモデルを構築するワークショップにより、IMSでイノベーション創出するための基礎を教育支援する。

B-2 イノベーション実践研修
 実践講座と実テーマで課題探索から仮説構築&検証するワークショップにより、IMS/デザイン思考によるコンセプト構築方法を教育支援する。

C:イノベーション実践支援
C-1 実践支援
 イノベーション研修を受講した社員による新規ビジネス検討プロジェクトを伴走支援する。

C-2 共創支援(共創WS)
 OKIのIMS/デザイン思考によるコンセプト構築方法と社員(技術・知見)を活用した共創ワークショップにより、お客様の注力領域における新規ビジネスの種を共創支援する。
 


 OKIは、「IMS支援サービス」を通じて、産官学のエコシステム※3による共創プラットフォーム構築を実現し、IMSの普及と社会課題の解決に向けた取り組みを強化していく。さらに、「全員が価値創造の主役」となるイノベーション活動により、2031年の創業150周年に向けて、既存事業および新規事業の成長と、グローバル展開の推進に貢献していく。


【一般社団法人 Japan Innovation Network(JIN)について】
 Japan Innovation Network(JIN)は設立以来、イノベーション経営についての啓蒙・浸透活動、その導入支援、調査、アドバイザー業務を行ってきた。イノベーション・マネジメントに関する国際規格ISO 56000シリーズの導入にあたっては、日本の国内審議団体として、グローバルなテクニカルコミッティのメンバーを務めている。


※1:ISO 56001
 2024年9月に国際標準化機構(ISO)によって発行された、イノベーション・マネジメントシステムの要求事項を定めた規格

※2:Yume Pro
 OKIが推進する、全員参加型のイノベーション創出活動の呼称。コーポレートスローガンの「Open up your dreams」にちなみ、社会課題やお客様の課題をイノベーションで解決し、夢の扉を拓くプログラム、プロジェクト、プロフェッショナルを目指すという想いを込めて「Yume Pro」と命名

※3:産官学のエコシステム
 イノベーション・マネジメントシステムを共通言語に、企業だけではなく、大学、研究機関、政府機関などが連携し、相互に協力し合うことでイノベーションを創出するシステム

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