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2024/11/15
【ISCC PLUS認証】クラレ、国際持続可能性カーボン認証取得。米国ラ・ポルテ工場生産酢酸ビニルを起点とする認証済サプライチェーン構築
クラレは、2024年10月までに米国と欧州のグループ4社、4生産拠点におけるビニルアセテート関連6製品について、持続可能な製品の国際的な認証制度の1つであるISCC PLUS認証※1を取得し、米国ラ・ポルテ工場が生産する酢酸ビニル(Vinyl Acetate Monomer, VAM)を起点とする欧米間の認証済サプライチェーンを構築した。
米国内では、VAMからポバール樹脂を経て水溶性フィルムに至る、すべての製品で認証を取得した。一方、欧州では、クラレヨーロッパのトレーダー認証取得とともに、同社のビニルアセテートカンパニーが擁する全3種の樹脂(ポバール樹脂、PVB樹脂、EVOH樹脂)製品の、主要工場の認証取得が完了した。
今回の認証取得により、クラレは持続可能な原料をマスバランス方式※2によって割り当てたISCC PLUS 認証付きビニルアセテート関連製品の販売を開始する。また、PVBフィルム製品や日本国内に生産拠点を持つ製品についても手続きを進め、より広範なグローバルサプライチェーンにおけるISCC PLUS認証取得を目指す。
※1 ISCC PLUS認証
ISCC(International Sustainability and Carbon Certification:国際持続可能性カーボン認証)は持続可能性および炭素に関する国際認証であり、その中でISCC PLUSはEU域外を含む全世界に販売されるバイオベースや再生由来などの原料や製品についてサプライチェーン上で管理・担保する制度。
※2 マスバランス方式
複数の種類の原料(例:バイオマス原料や再生原料などと石油由来原料など)により製品を製造した際に、バイオマス原料や再生原料などの投入量に応じて、製品の一部にその特性を割り当てる方式。
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