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2025/10/16

【Japan Mobility Show 2025】矢崎総業、HMIモックアップ、AI安全運転ソリューションなど展示

 矢崎総業は10月30日~11月9日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Japan Mobility Show 2025」に出展する。ブースは、西展示場3・4ホールの小間番号W4206。
 展示コンセプトは、「Be the Life line.」(モビリティの、そして社会の、ライフラインであり続ける)。近年、自動車産業は電動化、自動運転技術、コネクテッドカーの進化など、急速な変革期を迎えている。特に、SDV(Software Defined Vehicle)の拡大により、ソフトウェアを中心とした車両開発が進み、モビリティの機能や価値が大きく変わりつつある。これらの変化に伴い、高電圧技術や高速通信技術、環境負荷軽減技術など、次世代モビリティを支える基盤技術への需要が高まっている。矢崎グループは、自動車用ワイヤーハーネスやメーターをはじめとする「つなぐ技術」で培った長年のノウハウを活かし、次世代モビリティ社会の実現に向けて、ソリューションを提供し続けていく。
 展示ブースでは、未来社会にとって、欠かせないライフラインとしての矢崎を技術や製品を通して分かりやすく伝える。
 主な展示コンテンツは次の通り。
(1)HMIモックアップ「S∀NRIZE Cockpit(TM)」(サンライズコックピット)
 モビリティの知能化や自動運転の進展により、快適を失わない安心・安全な移動空間へのニーズは今後さらに高まる。展示では、見やすさや快適性を追求した次世代コックピットを提案。メーター、ヘッドアップディスプレイ、照明といったHMI製品を組み合わせたトータルソリューションを披露。

(2)AI・デジタル事業
 デジタコの走行データと事故データをAIで分析し、ドライバーの事故リスクを可視化。安全運転を促進し、交通事故低減に貢献するサービス「AI安全運転ソリューション『TRUE SAFE』」やデジタコ・ドライブレコーダーの振動・画像データから、AIで道路の劣化・損傷状況を自動で分析・抽出し、効率的な道路保全に貢献するサービス「道路保全DXソリューション『Road Vision』」を紹介。

(3)YAZAKI immersive Drive
 展示ブースの入口に配置したシアターコンテンツでは、矢崎のAIエージェント「アロ」のナビゲーションとともに、未来のドライブツアーが体験できる。大迫力の大型モニターに加えて、振動や風、香りといった没入感満載の演出とともに、矢崎ソリューションが提案する未来のモビリティ社会を楽しめる。

(4)その他の展示品(一例)
■YAZAKIソリューションモック
 自動車が動作する際の電源・通信・車内外の情報を、ワイヤーハーネス、ECU、センサなどを介してどのように伝達し、HMI製品を通してどのように乗員に情報を届けているかを“可視化”した展示模型
■EEDSソリューションモック
 2030年~2035年を想定した自動運転・電気自動車を高電圧製品群と低電圧製品群にレイヤ分けして表現した模型
■リユース蓄電システム「B∀TTERFLY(R)」
 今後、電動車の普及が進む一方、大量に排出される車載使用済み電池の適正処理が課題になる中で、劣化状態の異なる車載使用済み電池を混在して活用可能とする、リユース蓄電システム用製品「B∀TTERFLY(R)」を開発。再エネ活用と持続可能な社会の実現に向け、実証試験を実施中
■環境適応型農業システム
 世界的な食糧危機問題を解決するために、空調技術と栽培技術の融合により、最低限のエネルギーで収穫量最大化を実現可能な農業システム。夏の猛暑、大雨、台風、大雪などの気象の影響を受けない、建築物と見なさないアルミフレームの簡易構造の農地非転用型の閉鎖型農業ハウス。ハウス内の冷暖房は、工場廃熱など未利用エネルギー、太陽熱や地熱などの再生可能エネルギーを活用
■竹フィラー樹脂材料
 温暖化の原因であるCO2をいかに減らすかは、人類に向けられた喫緊の課題。化石燃料由来の樹脂を植物由来の材料に変えて、CO2を減らす取り組みの1つとして、竹フィラー樹脂を活用
■林業・介護・食品など
 高知県梼原町での森づくり事業取り組みや地域社会との連携した介護事業などの取り組みを実施

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