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2025/10/1
【K 2025】SONGWON、サステナビリティを推進力とする取り組みの進展を発表

<2025年10月1日、ウルサン・韓国発>世界大手ポリマー添加剤メーカーの1つであり、スペシャルティケミカル事業分野において世界大手の企業であるSongwon Industrial Co., Ltd.は、K 2025(国際プラスチック・ゴム産業展)のホール6のブースB07で、自社の長期戦略の要であるサステナビリティに的を絞った取り組みに加え、より環境に配慮したサステナブルな世界に貢献する幅広いソリューションを紹介する。
サステナビリティを推進力とするアプローチを導入し、SONGWONは調達や製造から製品が寿命を迎えるまで、製品が環境に与える影響を軽減するため、ライフサイクル管理にイノベーションを組み込む。市場において環境に配慮したテクノロジーへの需要が高まっていることを受け、SONGWONはこの需要に応えるべく、自社の総合的なポートフォリオを継続的に拡充している。
昨年、サステナビリティの面での卓越したパフォーマンスが高く評価され、初めてEcoVadisのプラチナメダルを受賞したSONGWONは、100点満点中85点という高得点を獲得し、評価対象企業世界7万3000社のうち、わずか1%の上位企業に入った。これまでにEcoVadisのゴールドメダルを5回獲得し、今回プラチナメダルを獲得できたことは、全社規模でサステナブルな慣行を強化するためSONGWONが前進し続けていることを証明している。
SONGWONには、ネットゼロに向けた意欲的なロードマップがある。2050年までにカーボンニュートラルを達成するという自社の長期的な目標を支援するこのロードマップでは、「スコープ1」と「スコープ2」の排出量削減に的を絞って取り組みを進めることが明確に示されている。さらにSASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)の非財務情報開示基準に従い、2027年までに完全に足並みを揃えるため、同社のサステナビリティ専門チームもESGに関する揺るぎないロードマップを策定している。この2つのロードマップは、サステナビリティに関するSONGWONの幅広い戦略を支援し、国内外の事業において透明性と説明責任を強化することに役立つ体系的なアプローチを提供する。
世界の自然環境の保護を常に重要な目標として掲げるSONGWONは、サステナブルな調達と製造方法を通して、再生可能資源や原料などの天然資源を管理するため、自然環境の保護を考慮した責任ある管理方法を導入している。また、排出ガス、廃棄物、廃水を最低限に抑えつつ、エネルギーと水の消費量を削減することもSONGWONのアプローチの中核に据えられている。SONGWONはこのアプローチを実践し、韓国ウルサンにある自社工場において、従来の蒸気を温室効果ガス(GHG)を一切排出しない外部供給蒸気に切り替えている。これはSONGWONのカーボンフットプリントの大幅な削減に向けた具体的な取り組みであり、2027年までに年間2万5900トン(CO2換算)の削減につながると推定されている。
SONGWONは、自社のすべての事業に測定可能な結果を提供する包括的な5Rイニシアティブに取り組むことで、循環型経済を支援している。インドのパノリにある自社工場では、現在エネルギーの63%が再生可能資源から調達されている。韓国の自社工場では、再生ポリエチレン(PE)が最大50%含まれる20kg容量袋が包装に使用されている。またインド工場では、廃水を排出しないZLD(Zero Liquid Discharge)システムにより、水使用量が9798m3削減されている。韓国ウルサンにある自社工場では、加工廃棄物を再利用することで、有害廃棄物の量が15%減り、冷却水を回収することで、施設の総取水量が0.4%減っている。
さらにSONGWONは、ポリオレフィンの品質と耐久性を向上し、特性を維持したまま製品をより効果的に再利用・リサイクルすることを可能にする「現実的」なアプローチをリサイクルの課題に適用している。また、メカニカルリサイクルをさらに強化するため、リサイクル樹脂を再び樹脂として使用できるようにするSONGNOXRバイナリーブレンドを活用し、再安定化を測っている。加えてSONGWONは、可能な場合には必ずサステナブルな原料を取り入れ、枯渇性資源への依存を軽減するためのプロセスを継続的に改良し、再生可能資源への移行を進めている。
SONGWONは、協働を重視する価値観を有する企業として定評があり、より健全でサステナブルなプラスチック業界を育むため、Polyolefins Circular Economy Platform(PCEP)など重要なフォーラムやイニシアティブを通して他の業界の大手企業と連携している。ポリオレフィン包装材のリサイクル可能性を改善し、リサイクル材料の使用量を増やし、製品のライフサイクルの最初から最後までベストプラクティスを推進することで、SONGWONは責任ある製造基準を確立するための支援をしている。アントワープ宣言などのイニシアティブへの参加は、イノベーションや連携だけでなく、世界規模で環境への影響を削減することに対する同社のコミットメントをさらに明確に示している。
SONGWONの規制関連業務&サステナビリティ部門の責任者を務めるThomas Schmutz氏は次のようにコメントしている。
「当社は、戦略的ロードマップを指針に、国内外のすべての事業でサステナビリティの強化に取り組んでいます。また、お客様を支援するため、自社の添加剤とスペシャルティケミカルの専門知識と技術を駆使し、製品寿命を延ばし、材料の価値を広げる製品を開発しています。まだまだやるべきことはたくさんありますが、継続的に改良を重ねることでSONGWONは、すでに国連のSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標のうち15の目標に合わせて自社の取り組みの調整を終えています。また、より持続可能な未来を築くことで、世界に意義のある貢献をするために全力で取り組み、17の目標すべての達成に向け一歩一歩順調に歩みを進めています」
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