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2024/4/16

【LCD】住友化学、中国ディスプレイ用プロセスケミカル事業会社2社を譲渡

 住友化学は、このたび、同社グループが保有する中国におけるフラットパネルディスプレイ(FPD)用プロセスケミカル事業会社2社の全持分を、鎮江潤晶高純化工科技股份有限公司(以下、ルンジンテック)に譲渡することとし、同社グループとルンジンテックの間で持分譲渡契約を締結した。
 譲渡の実施時期は2024年5月31日を予定している。
 住友化学が2009年から中国において手掛けてきたFPD用プロセスケミカル事業は、現地顧客との良好な関係のもと、順調に事業を運営してきた。しかしながら、昨今の原料価格高騰などの事業環境の変化を踏まえ、現地石化コングロマリットである山東海科控股有限公司(以下、ハイクホールディ
ング)傘下の企業で、原料競争力や顧客対応力などに強みを持つルンジンテックをベストオーナーとして競争力を強化させていくことが最善であると考え、本事業の再編を決定した。
 譲渡対象となる事業会社2社の概要は次の通り。

 譲渡先の概要 は次の通り。

 住友化学は、現在、短期集中業績改善策の一環として成長性や採算性に加えて、ベストオーナーの視点に基づき、事業の再構築を加速させていく。こうした取り組みを着実に進めることで、2024年度の業績V字回復をより確実にするとともに、今後の抜本的構造改革につなげていく。

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