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2024/12/20

【LIB】三菱ケミカルグループ、香川における車載用途リチウムイオン電池向け負極材の生産能力増強

　三菱ケミカルグループは、電気自動車（EV）を中心とした車載用途のリチウムイオン電池向け負極材について、香川事業所（香川県坂出市）で生産能力を増強することを決定した。2026 年10 月の稼働を予定。

　負極材はリチウムイオン電池を構成する主な材料の1つであり、天然系黒鉛または人造系黒鉛を原料とする。同社グループは、製造工程でのGHG 排出量が少なく、ライフサイクルアセスメントの観点で優位性がある天然系黒鉛を原料とした製品に強みを持っている。さらに独自開発の新技術により、天然系黒鉛の課題であった電池寿命に影響する膨張を抑制し、人造系黒鉛の性能を上回るグレードを開発した。

　このたび、サプライチェーンの強化およびモビリティ向け素材におけるカーボンニュートラルに向けた取り組み強化を目的として、香川事業所で生産能力を増強し、本グレード品を生産することを決定した。

・立 地：三菱ケミカル株式会社 香川事業所（香川県坂出市番の州町11）
・稼働時期：2026 年10 月（予定）
・生産能力：11,000 トン／年

負極材について
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/anode/product/1200581_7346.html

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