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2024/6/7
【LIB】名城ナノカーボン、SK Materialsと電池分野で資本業務提携
名城ナノカーボンは韓国大手財閥SKグループの素材会社であるSK Inc. Materialsと資本業務提携に合意した。
名城ナノカーボンは、世界最高品質の「高結晶・高純度単層カーボンナノチューブ(SWCNT)」を独自の技術・ノウハウで製造・販売するスタートアップ企業。高結晶・高純度なSWCNTは、半導体やケーブルなどの分野でのデバイス化が期待されているが、今回SK Inc. Materialsからの出資により、特に「LIB電池分野での協業」を行う。
従来のLIB電池の負極素材には、主にグラファイト等が使用されているが、理論的な蓄電量および航続距離はグラファイトの約10倍と言われている次世代の負極素材としてのシリコンが注目されている。ただ、そのシリコン負極の問題点として、使用(充放電)による劣化が激しくその機能が維持できないという問題がある(サイクル特性)。しかし、導電助剤として同社のSWCNTをシリコン負極に使用することで、著しくそのサイクル特性を上昇させることが可能となる。
今後は両社協力のもと、EVバッテリーなどを主用途としたLIB用に、高結晶・高純度SWCNTの量産体制を整えていく。
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